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合同説明会、集団面接、決まらない内定――芸大院生制作のアニメ「就活狂想曲」が“怖い”



「就活狂想曲」は、東京藝術大学大学院映像研究科の吉田まほさんが、修了制作展で発表したアニメ作品です。テーマは“就活”。ごく普通の大学生だった主人公が、周りに合わせて就職活動を始め、“ニッポン式就活”の渦中へ引きずり込まれていくというストーリーです。

合同説明会やグループディスカッション、面接など就職活動でよく見かけるシーンのほか、企業からの着信を気にする、友人の内定が決まって焦るなど、就活生の心情も描いています。

 
服を脱ぎ、化粧を落とし、リクルートスーツに身を包む主人公

 
最終面接の結果は……?

リアルな就職活動の描写に、YouTubeには「正気の沙汰ではない」「怖いわ。あと何年かしたらこの世界に入らなきゃいけないのか」などのコメントが書き込まれています。また、はてなブックマークのコメント欄には、「見てて涙出てきた。40社くらい連続で『折られて』いたことを思い出す…」「就活中、自分らしく素直でい続けることはほんと難しい。胃が痛くなってきた。。。」といった過去の体験を振り返る声も。

「就活狂想曲」は、フランスの「アヌシー国際アニメーション映画祭」や日本の「文化庁メディア芸術祭」で入選するなど、国内外で評価されています。


アニメーション「就活狂想曲」 - YouTube
吉田まほ

文: タニグチナオミ

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