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伝説の「愛生会病院」サイト、閉鎖へ 院長の息子がブログで思い出語る


<2ちゃんねるで話題になり、Flash化される>

社会福祉法人 愛生会(愛生会病院のサイト)

愛生会病院のサイトは、院長の宮本弘毅さんが1998年に制作しました。病院のサイトとしては個性的なデザインで、高速で点滅するメニューの文字や、訪れた人を「心から歓迎」する目を光らせた招き猫などが登場しています。2002年ごろには2ちゃんねるで話題となり、Flashが制作されるなどの“祭り”にまで発展しました。
愛生会病院フラッシュ(※音が出ます)

<院長が突然の“閉鎖宣言”>

はてなブックマークでは「奇跡のデザイン」「天然記念物としてむしろ保護すべきサイト」と評価されていた人気サイトでしたが、院長の息子である宮本“ブータン”知聡さん(@miya_blu_swing)が、Twitterで「ついに閉鎖しちゃうかもしれないんだって」とツイート。5月14日には、院長が「2ヶ月以内に閉鎖する」との声明を出したことを明かしました。
まとめよう、あつまろう - Togetter

<家族と全職員が反対したサイトデザイン>

告知がTwitterや2ちゃんねるなどで大きな反響を呼んだことを受け、宮本さんは5月15日付のブログで、サイトにまつわる裏話を披露しています。宮本さんを除く家族と全職員は、サイトの内容を開設当初から「反対し、煙たがっていた」とのこと。院長のプロフィール写真は笑顔であるのに対し、院長夫人が不機嫌な表情をしている理由は、「どうしてもあのHPに載りたくなかったのを無理矢理に写真を撮られた」からだそうです。他にも思い出を取り上げ、「なんやかんや、私は好きだったんだけどねぇ」とつづりました。
http://ameblo.jp/miyamoto-blu-swing/entry-11531198221.html

閉鎖日については、院長が発表し次第Twitterで報告するとのこと。宮本さんは「皆様、残り少ない日々かもしれませんが、宜しくお願いしますm(_ _)m」と呼び掛けています。

文: あおきめぐみ

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