アクセスすると「目がチカチカする」ことで話題を呼んだ愛生会病院(埼玉県久喜市)のサイトが、近々閉鎖される見込みです。サイトを制作した院長の息子で、ミュージシャンの宮本“ブータン”知聡さんが5月11日にTwitterで明かしました。宮本さんはブログでサイトに関する裏話を語っており、閉鎖日については「追ってTwitterにてご報告致します」としています。
<2ちゃんねるで話題になり、Flash化される>
▽ 社会福祉法人 愛生会(愛生会病院のサイト)
愛生会病院のサイトは、院長の宮本弘毅さんが1998年に制作しました。病院のサイトとしては個性的なデザインで、高速で点滅するメニューの文字や、訪れた人を「心から歓迎」する目を光らせた招き猫などが登場しています。2002年ごろには2ちゃんねるで話題となり、Flashが制作されるなどの“祭り”にまで発展しました。
▽ 愛生会病院フラッシュ(※音が出ます)
<院長が突然の“閉鎖宣言”>
はてなブックマークでは「奇跡のデザイン」「天然記念物としてむしろ保護すべきサイト」と評価されていた人気サイトでしたが、院長の息子である宮本“ブータン”知聡さん(@miya_blu_swing)が、Twitterで「ついに閉鎖しちゃうかもしれないんだって」とツイート。5月14日には、院長が「2ヶ月以内に閉鎖する」との声明を出したことを明かしました。
▽ まとめよう、あつまろう - Togetter
<家族と全職員が反対したサイトデザイン>
告知がTwitterや2ちゃんねるなどで大きな反響を呼んだことを受け、宮本さんは5月15日付のブログで、サイトにまつわる裏話を披露しています。宮本さんを除く家族と全職員は、サイトの内容を開設当初から「反対し、煙たがっていた」とのこと。院長のプロフィール写真は笑顔であるのに対し、院長夫人が不機嫌な表情をしている理由は、「どうしてもあのHPに載りたくなかったのを無理矢理に写真を撮られた」からだそうです。他にも思い出を取り上げ、「なんやかんや、私は好きだったんだけどねぇ」とつづりました。
▽ http://ameblo.jp/miyamoto-blu-swing/entry-11531198221.html
閉鎖日については、院長が発表し次第Twitterで報告するとのこと。宮本さんは「皆様、残り少ない日々かもしれませんが、宜しくお願いしますm(_ _)m」と呼び掛けています。