JR九州は8月20日(火)、九州を周遊するクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」の専用バスと、地元の食材を使った朝食が楽しめるレストラン「火星」の概要を公開しました。バスは天井から床まで木を使った内装で、ななつ星の乗客のみ利用可能。乗客以外も入店できるレストランは、阿蘇駅のホームに庭付きで設けられます。
▽ クルーズトレイン「ななつ星in九州」|JR九州
ななつ星は、10月15日(火)に運行を開始する7両編成の寝台列車です。車両のデザイナーは、駅や電車など数々のプロダクトを手掛けてきた水戸岡鋭治さん。専用バスとレストランのデザインも、水戸岡さんが担当します。
専用バスは、ななつ星の乗客のみが旅行中に利用できる「専用貸切バス」として、立ち寄り駅での周辺観光などに使用します。内装は、ななつ星と同様に木を多く使用したデザインです。トイレは最後部に1ヶ所設置。座席は横4列×縦8列、計32席を用意します。運行開始日は、ななつ星と同じ10月15日です。
▽ クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」の専用バス完成について(PDF)
阿蘇駅に新設されるレストランでは、ななつ星での旅行最終日に、地元の食材で作られた朝食が楽しめます。「火星」という名前は「火の国、熊本に輝く星」との意味が込められているそう。建物はガラス張りで、阿蘇の外輪山を眺めながら食事ができるそうです。庭には数々の樹木が植えられ、レストランまでの遊歩道も木々で囲むよう整備するとしています。総座席数は30席。営業は10月15日からで、ななつ星の乗客は10月18日(金)から利用できます。
▽ 阿蘇駅の「ななつ星」朝食レストランについて(PDF)