初音ミクが“誰も見たことのないオペラ”を歌い上げる「THE END」のフランス・パリ公演が、シャトレ座で11月15日まで開催されています。同公演は山口や東京でも上演され、音楽や演出をアーティストの渋谷慶一郎さんが、ミクの衣装デザインをルイ・ヴィトンが担当するなどして話題を呼びました。パリ公演は追加公演のチケットも完売するほどの盛況ぶりで、公演を鑑賞した日本人の観客は、興奮とともにTwitterへ感想を残しています。
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ボーカロイドオペラ「THE END」は、初音ミクが主演を務める“人間不在”の公演です。オペラ歌手やオーケストラなどは登場せず、ミクとボーカロイドによるアリア、コンピュータによる音響や映像によって物語が展開していきます。制作には渋谷さんをはじめ、演出家の岡田利規さん、映像作家のYKBXさんなどが参加。ミクがまとう衣装は、ルイ・ヴィトンのアーティスティックディレクターであるマーク・ジェイコブスさんとスタジオチームが、ミクの雰囲気に合わせてデザインしました。
パリ公演は当初、11月13日と11月15日の2公演が予定されていましたが、チケットが「あっという間に売り切れた」ため、11月12日の追加公演が決定。追加分のチケットも完売したとのことです。フランスを代表する新聞「Liberation(リベラシオン)」でも4ページの特集が組まれるなど、フランスでの注目度の高さがうかがえます。
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Twitterには、会場のシャトレ座へ足を運んだ日本人によるレポートや写真も。劇場内に飾られたミクのフィギュアや、豪華な客席の様子などが見られます。公演の内容については「あまり期待しないで行ってきました。結果、まさかの大当たり!!気持ちいいくらいハマって、至福の時間を過ごせました」「成功か失敗かの結論を恐れない勇気あるイベントだった。存在しないアイドルを通して見せるこの世界の空虚や問いかけ、疑問の提示の仕方が、新しい」「一晩明けてもまだ胸に残る何か。何だったんだろう」などの感想が集まっています。
Aria for the end
▽ Accueil - Théatre du Châtelet
客層は8割がフランス人で、「オタク層だけじゃなくて、高齢者の方たちもたくさん観にこられていた」とのこと。1日目、2日目とも、公演終了後にはスタンディングオベーションが起こったそうです。
- アーティスト:渋谷 慶一郎 + 初音ミク
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックダイレクト
- 発売日: 2013/11/27
- メディア: CD
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