“一生忘れられないくらいのインパクトを残す短編アニメーション”を上映するイベント「変態アニメーションナイト2014」が、ヒューマントラストシネマ渋谷(東京都渋谷区)で2月15日(土)から2月21日(金)まで開催されます。「変態(メタモルフォーゼ)」をキーワードに、観客の身体感覚を強烈に刺激したり、時間や空間の感覚をねじ曲げたりするような11作品を一気に上映。計100分で、料金は1,500円です。
▽ CALF presents 変態アニメーションナイト2014 公式サイト
変態アニメーションナイト2014は、短編アニメーション作家・水江未来さんが監督する「ワンダー・フル!!」の公開を記念し、ロードショーとして開催されるイベントです。「観客の心を突き刺し、体の奥底を震わせるような短編アニメーション」を世界中から集めたとのこと。上映される作品は以下の通りです。
- 「ワ・タ・シ・ノ・カ・オ」(日本/3分)監督:黒坂圭太
- 「北アメリカ物語」(アメリカ/5分)監督:キルスティン・レポー&ギャレット・デイビス
- 「パペットボーイのお話」(スウェーデン/19分)監督:ヨハネス・ニホルム
- 「ホーガン」(イギリス/1分)監督:ピーター・ミラード
- 「サニー・アフタヌーン」(オーストリア/7分)監督:トマス・レノルドナー
- 「サブウェイ・トレイン」(アメリカ/4分)監督:ギャレット・デイビス
- 「マゴット・フィーダー」(エストニア/16分)監督:プリート・テンダー
- 「裸で」(イギリス/2分)監督:ピーター・ミラード
- 「歩いて歩いて」(カナダ/11分)監督:エイミー・ロックハート
- 「フルーツ・フルーツ」(イギリス/2分)監督:ピーター・ミラード
- 「プロメテウスの庭」(アメリカ/28分)監督:ブルース・ビックフォード
「ワ・タ・シ・ノ・カ・オ」は、黒坂監督が描き続けた顔が、ぐにゃぐにゃとメタモルフォーゼしていくという作品。「物語的必然性を徹底的に欠いたエモーションの塊のようなデス声の雄叫び」が、イベントのスタートを飾ります。ラストに登場する「プロメテウスの庭」は、神話にインスパイアされて制作されたクレイアニメーション。解説によると「いつ終わるとも知れぬ変態(メタモルフォーゼ)地獄が観客を吞み込む」とのことです。
来場特典として、全員に「ご鑑賞ガイドー変態アニメーションナイト2014 旅のてびき」がプレゼントされます。2月15日(土)と2月21日(金)には、アニメーション作家・大山慶さんらが登壇するトークショーも予定されています。
▽ 『変態アニメーションナイト2014』トークショー決定!
「変態アニメーションナイト」は、2012年夏にワンナイトイベントとしてスタートしました。上映作品を選定しているのは、アニメーション評論家の土居伸彰さん。日本では紹介されてこなかった衝撃的な短編アニメーションを世界中から集め、解説トーク付きの上映を実施してきました。