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見るとお店に行きたくなる 大阪・文の里商店街の“シュール”なポスター



文の里商店街ポスター総選挙
「文の里商店街ポスター総選挙」受賞者の発表と表彰について(PDF)
ポスターは、商店街の活性化を目的に、電通関西支社の若手コピーライターやデザイナー総勢60人がボランティアで制作しました。完成した計200枚のポスターは、2013年8月~12月に「文の里商店街ポスター展」として文の里商店街で掲示。期間中には、さらなる来街者の拡大や個店の売り上げ増加などを目指し、ポスターの人気投票「文の里商店街ポスター総選挙」も開催されました。

ポスターデザインは、人気投票の特設サイトや、大阪商工会議所がPDFファイルで公開している「文の里商店街 ポスター全集」で見られます。個店が販売する商品や雰囲気を捉えたデザインは、キャッチコピーも含め、思わずじっくりと見入ってしまうほど魅力的です。「アホにつける薬はあれへん。」のコピーとともに子どもの無邪気さが笑いを誘う阪和薬局のデザインや、「切り口に大量の塩を塗り込んでやった」とのシュールな表現が光る元祖 漬もんやのポスターなど、ユニークな作品も多数そろっています。

左:阪和薬局 右:元祖 漬もんや
文の里商店街 ポスター全集(PDF)

人気投票には6,709票が集まり、そのうち最も票を集めた大嶋漬物店のポスターがグランプリに輝きました。同店は、ポスター展が始まる前の2013年7月に閉店。3枚制作されたポスターには、それぞれ「ポスター?はよ作ってや。死ぬで。」「やっと気付いた。この仕事、しんどい。」「遊ぶで、これから。」と、店主の心境を表したようなキャッチコピーが記載されています。下部には「お漬かれさまでした。」とのメッセージもありました。同店のポスターはキャッチコピー賞も受賞しています。

「お漬かれさまでした。」

はてなブックマークのコメント欄には「ナイスデザイン!ユーモアも効いているし、素晴らしい!」「実際に人通りがかなり増えた(遠方からの人も増えた)とのこと。素晴らしい」「ポスター面白い、見て笑った」などの感想が寄せられています。

文: あおきめぐみ

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