北海道・札幌管区気象台は6月3日(火)、音更町の駒場地域気象観測所で、最高気温37.8度を観測したと発表しました。北海道で90年前に観測された最高気温と同じで、歴代1位のタイ記録に。同観測所は6月5日(木)ごろまで「北海道の内陸部を中心に最高気温が30度を超える状態が予想される」として、引き続き熱中症などに注意するよう呼び掛けています。
▽ 駒場地域気象観測所(音更町)で北海道の最高気温の 過去最高を観測しました。(PDF)
北海道における6月3日の最高気温は、駒場の37.8度に続き、北見と美幌で37.2度を記録しました。道内の歴代最高気温は、1924年7月に帯広で37.8度、1994年8月に津別で37.7度、1978年8月に滝上で37.7度、1994年8月に網走で37.6度。今回、駒場で観測された最高気温は歴代1位に並ぶ“猛暑”ですが、6月の観測と考えると異常な気温であることが分かります。
駒場地域気象観測所は気温が上昇した理由について、北海道が「日本のはるか東に中心を持つ高気圧」に覆われ、強い日射の影響と、北海道の上空1,500メートル付近に「真夏並みの暖かい空気」が流れ込んできたことが原因だと説明しています。
日本気象協会によると、6月3日の駒場の最低気温は7.4度で、最高気温との差は30度以上に。また、全国の観測地点と比べても、気温が37度台まで上がったのは2014年で初めてだそうです。
▽ http://www.tenki.jp/forecaster/diary/keiko_mochizuki/2014/06/03/11951.html