朝日新聞デジタルは、サッカーの祭典「2014 FIFA ワールドカップ(W杯)」で6月15日に行われた日本対コートジボワール戦について、Twitterをもとにした選手に対する注目度を、画像の大きさで表示しました。画像が大きいほどその選手名や監督名を含むツイートが多いという仕組みで、試合の流れに沿って選手たちの画像が伸びたり縮んだりする様子が見られます。その表示方法に、はてなブックマークには「ビッグデータではなく巨大画像だった」などの感想が集まっています。
▽ 日本―コートジボワール|日本戦ツイート分析|2014ワールドカップ(ブラジル大会):朝日新聞デジタル
朝日新聞デジタルの「日本戦ツイート分析」では、選手名や監督名が含まれているツイートを集め、その中に多く出てくる言葉を分析・抽出しています。試合の流れは、ゴールや選手交代などの出来事とともに時系列で表示。Twitterではどの選手や監督に対する言及が多かったのかを、選手たちの画像の“伸縮具合”で知ることができます。画像をクリックすると、詳しいツイート数などが表示されます。
選手をクリックすると、ツイートを分析した詳細な結果が表示される。大迫選手の場合、試合開始直後は「1トップ」などの言葉とともにツイートされていたようだ。「半端」というのは「大迫半端ないって」という“名言”の一部だろうか
同試合でツイートの最大値を記録したのは、本田圭佑選手が先制のゴールを決めた直後の前半17分。本田選手の画像はぐんと大きく伸び、画面からはみ出て見えなくなってしまいました。それほど多くのTwitterユーザーが言及していたようです。
はてなブックマークのコメント欄には「人生で初めてひょっとしてサッカーって楽しいのでは?と思った」「面白すぎて手を叩いて喜んでる」「ドログバが巨大になりすぎるw」などの感想が集まっています。
円グラフで表示している「ポジ・ネガ分析」では、活躍を評価しているツイートを「ポジティブ」、プレー批判や交代を要求するようなツイートを「ネガティブ」、選手交代を紹介するなど評価に言及しないツイートを「ニュートラル」と分類。このポジ・ネガ分析に注目し、はてなブックマークのコメント欄に「逆転された後もポジティブなツイートが多いのが興味深い」「意外とずっとポジティブが多いんですね。自分の場合、後半はアカンアカンと独り言を連発してましたが」と投稿する人もいました。
これらのデータは、NTTデータの協力で収集されました。ツイート件数や関連語などは、東北大学大学院の乾・岡崎研究室の支援を受けて分析しています。