もしオペラコンサートの途中で地震が発生したら? 東京都渋谷区の新国立劇場は、催し物の上演中に災害に見舞われた場合を想定した、観客参加型の避難訓練を8月31日(日)に開催します。当日は独立行政法人産業技術総合研究所(産総研)と協力し、技術を活用した訓練の計測を実施するとのこと。参加申し込みはWebまたは往復はがきで7月31日(木)まで受け付けています。入場料は無料です。
▽ 避難体験オペラコンサート | 新国立劇場 オペラ
新国立劇場で開催される「あっ!その時どうする…避難体験オペラコンサート」では、コンサート中に震度5弱程度の地震が発生し、コンサートが中断した後に火災が起こることを想定した避難訓練を実施します。同劇場では日ごろから避難訓練などを行っており、観客にも「劇場ではどう行動すれば安全に避難できるのか」を体験してもらおうとイベントを企画したそうです。
当日は、新国立劇場オペラ研修所修了生によるオペラアリアや重唱などが上演されます。避難訓練が終了した後は、客席に戻ってコンサートの続きを楽しめるとのこと。開演日時は8月31日午前11時半で、上演時間は避難時間を含め約2時間の予定です。申し込みに関する詳細は上記のページをどうぞ。応募者多数の場合は抽選です。
産総研は、劇場内や避難経路にセンサーを設置して避難の様子を計測。得られたデータをもとにコンピュータ上で避難の様子を再現し、避難における「避難経路で渋滞は起こっていないか」「避難している人は迷っていないか」などの問題点を見つけ、きめ細かい避難計画を検討するのに役立てるとしています。
▽ あっ!その時どうする…避難体験オペラコンサート開催のお知らせ 8月31日(日)11:30開演 新国立劇場オペラパレス|公益財団法人 新国立劇場運営財団のプレスリリース