ビデオリサーチは、Twitterでのテレビ番組への反応を測る「Twitter TV エコー」の提供を9月19日に開始しました。米Twitter社と共同開発したサービスで、これまで投稿数でしか把握できなかったTwitterでの拡散の度合いが、初めて到達数で明らかに。番組に関するツイートの数だけでなく、ツイートが表示された人数も可視化します。データをもとにしたランキングは毎日更新されます。
▽ http://www.videor.co.jp/tv-echo/index.htm
▽ ビデオリサーチ「Twitter TV指標(サービス名;Twitter TV エコー)」の提供を開始― 1日のインプレッションユーザー数は約700万 ― | ニュース || コーポレートサイト
Twitter TV エコーは、両社が2013年12月に協業して取り組むと発表していた「Twitter TV 指標」を改称したものです。データは大きく「ツイートの投稿数」「ツイートしたユーザー数」「インプレッション数」「インプレッションユーザー数」の4つで構成。ツイートの到達を示すインプレッションは、ビデオリサーチが国内で初めて提供します。
9月8日から9月14日までのデータによると、ツイートが表示された人数を示すインプレッションユーザー数が最も多かったのは、テレビ朝日系の音楽番組「ミュージックステーション」でした。出演者自らがツイートするなど、積極的にTwitterを活用していた影響だとみられています。ツイートの“拡散力”が最も多かったのは、日本テレビ系列のバラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!秋の梨汁珍獣祭り」です。投稿ユーザー数が約2.9万人なのに対し、インプレッションユーザー数は約207万と、71倍に拡散されました。
データは視聴率と同じく、ビデオリサーチが翌営業日に毎日提供します。対象エリアは関東地区のみで、対象テレビ局は民放5局とNHK総合の全6局です。ちょうどドラマやアニメの最終回が続く時期なので、どの作品がTwitterで一番盛り上がっていたかなどを見比べてみるのもいいかもしれません。