10月16日(木)から、京都市役所前広場に“謎の巨大ロボット”が突如登場したそうです。何やらどこかで見たことがあるような姿。同日から京都各地で開催される「京都国際映画祭」と関係があるようなのですが……。はてな京都オフィスから近かったので、見に行ってみました!
■ ヤノベケンジ×明和電機の巨大ロボット
▽ ニュース|京都国際映画祭2019 -映画もアートもその他もぜんぶ-
“謎の巨大ロボット”の正体は、現代アーティスト・ヤノベケンジさんと芸術ユニット「明和電機」の共同制作による巨大ロボット「ジャイアント・オタマトーン(G.O.)」でした。ヤノベケンジさんが制作した「ジャイアント・トらやん」の頭が、明和電気が制作した電子楽器「オタマトーン」に置き換えられています。
ジャイアント・オタマトーンは、ヤノベケンジさんと明和電機、ドラマ「オー!マイキー」などで知られる映像作家・石橋義正さんによる共同制作プロジェクト「激突プロジェクト」に含まれる作品のひとつです。10月16日(木)から19日(日)まで開催される「京都国際映画祭」のアート部門招待作品として、映画祭の開催期間中に展示されています。
高さ8m!
後ろ姿はこんな感じです
ヤノベケンジさんが教授を務める「京都造形芸術大学」の学生が利用できる造形技術支援工房「ULTRA FACTORY」と協力して制作されたそうです。高さが8mで、重さは約800kgもあります。素材はアルミニウム・鉄・真鍮・繊維強化プラスチック(FRP)・発泡スチロールです。
京都市役所の前に堂々とそびえ立つ「ジャイアント・オタマトーン」
■ G.O.の口から火が噴き出すパフォーマンスイベントも!
▽ 京都国際映画祭オタマトーン G.Oファイヤーパフォーマンス市役所前から - 2014/10/18(土) 18:00開始 - ニコニコ生放送
10月18日(土)には、石橋義正さんの演出によりジャイアント・オタマトーンが火を噴くパフォーマンスイベントが行われます。明和電気と女性アイドルユニット「つぼみ」も出演。開催時間は午後6時~午後7時です。当日のパフォーマンスの様子は、ニコニコ生放送でも視聴できます。
このパフォーマンスイベントまでのストーリーを映像作品にしたショートムービー「G.O.ファイヤー」の全3話が、YouTubeで公開されています。イベントまでに見ておくと、もっと楽しめそうです。
■ 京都・特撮映画のヒーロー「大魔神」も登場
▽ 大映通り商店街:大魔神
同会場には、大映京都撮影所で1966年に制作された特撮映画のヒーロー「大魔神」の姿も。普段は京都・太秦の大映通り商店街に設置されているもので、京都国際映画祭のシンボルとして特別に設置されています。10月16日(木)には、映画「大魔神」が上映されました。
■ 京都国際映画祭とは?
▽ 京都国際映画祭2019 -映画もアートもその他もぜんぶ-
京都国際映画祭は、よしもと祇園花月を中心に10月16日(木)から19日(日)まで開催される、映画とアートのイベントです。1997年に「京都映画祭」という名前で第1回が開催され、2014年に「京都国際映画祭」となりました。京都との関係が深い映画作品の上映や、アート作品などの展示が京都各地で行われます。
▽ 裏具
来場者に配られる公式プログラムは、各ページがポストカードになっていて切り離すことができます。各部門の受賞作品や京都・宮川町にあるオリジナル文具ショップ「裏具」とコラボレートして制作された、京都らしいイラストが印刷されています。
上映作品は有料ですが、ジャイアント・オタマトーンと大魔神の展示・パフォーマンスイベントの入場は無料です。京都国際映画祭を回る人はもちろん、京都観光のついでに見てみてはいかがでしょうか。