サクサクのタルト生地と、ふわふわとした卵がおいしい「キッシュ」は、好きな具材を組み合わせるとさまざまな味わいが楽しめます。ホウレン草を使ったスタンダードなメニューや、シリコンカップで作るミニキッシュ、ワインに合う大人風味の一品など、家庭で作れるキッシュのレシピをピックアップしました。バゲットを丸ごと1本使ったレシピは、珍しい見た目も楽しめます。
■ ホウレン草を使った定番のキッシュ
ホウレン草が主役のレシピは、キッシュメニューの定番です。
<無印良品が提案するシンプルな作り方>
▽ ほうれん草のキッシュ | レシピ集 | 無印良品ネットストア
無印良品のレシピでは、まずパイシートをタルト型に沿って敷き、はみ出た部分を切り落としてから冷蔵庫で休ませます。次に、下ゆでしたホウレン草やベーコン、タマネギをバターと共に炒め、塩・黒こしょうで下味を付けて冷ましましょう。その後、ボウルに卵や生クリームを入れて混ぜ、ピザ用チーズや塩、黒こしょう、ナツメグを加えます。最後に具材と卵液をタルト型に流し込み、220度に予熱したオーブンで30~35分焼いて完成です。具材をサーモンと長ネギに変更して白みそを加えると、和風のアレンジも楽しめます。
<栗原はるみさんの本格派レシピ>
▽ ほうれん草とベーコンのキッシュ|レシピ|ゆとりの空間
料理家・栗原はるみさんのレシピは、パイ生地も手作りです。まずはボウルに粉をふるい入れてバターを加え、粉チーズ状にします。塩と冷水を加えて手早くひとまとめにした後は、平らな円形にしてラップで包み、冷蔵庫でしばらく冷やしましょう。その後、生地を型より少し大きめにのばし、型に入れてから再度冷蔵庫で冷やします。底面にフォークなどで穴を開けてクッキングぺーパーを敷き、重しをしたら、まずは230度のオーブンで約20分。ペーパーと重しをはずし、さらに約5分焼きます。調理した具材を型に流し入れたら、230度のオーブンで約25分焼いて出来上がりです。
<シリコンカップでミニキッシュ>
▽ http://www.sakataseed.co.jp/recipe/detail.php?recipe=150
タルト型がない場合は、シリコンカップで代用できます。まず具材をカットし、フライパンでタマネギ、ベーコン、しめじの順に炒めます。しんなりしてきたらホウレン草を加えてさらに炒め、塩・こしょうで味を調えましょう。ボウルで卵を溶き、牛乳やピザ用チーズを入れ、あら熱のとれた具材を加えて混ぜ合わせます。パイシートは薄くのばしてから1枚を4等分に。シリコンカップに敷いた後、具材を流し入れて粉チーズを振り、180度のオーブンで約30分焼きます。
■ ホームパーティーにぴったり! ワインに合うキッシュ
少し大人な味わいに挑戦したいときは、ワインのおつまみに合うこんなレシピはいかがですか?
<春菊とトマトのキッシュ>
▽ トマトと春菊のサクサクキッシュ | レシピ検索 | サッポロビール
サッポロビールが紹介するトマトと春菊のキッシュは、春菊のほろ苦さとトマトの酸味が味わえるだけでなく、彩りも楽しめます。生地は薄力粉、砂糖、溶かしたバターや牛乳を混ぜて作りましょう。溶き卵に調味料と春菊を加えて生地を敷いた型に流し入れ、プチトマトを乗せて粉チーズを振り、オーブントースターで30分焼いて出来上がりです。生地を作らずに卵液をそのままココットに流し入れて焼くと、より簡単に完成します。
<パンとベーコンのキッシュ>
▽ パンdeベーコンキッシュ | サントリー レシピッタ - あなたにぴったり、お酒に合うかんたんレシピ
サントリーのサイトで紹介されているのは、チーズの風味でワインが進むというレシピです。パイシートの代わりに使うのは食パン。型に入れて溶かしバターを塗り、粉チーズを振り掛けてオーブントースターで約5分焼きます。ベーコンやズッキーニ、タマネギをカットして調理し、型に入れた食パンの上に並べてピザ用チーズをまぶしたら、予熱したオーブントースターにアルミホイルを敷いてから乗せます。最後に卵液を流し込み、約20分焼きましょう。
■ クロワッサンやバゲットで作るキッシュ
パイシートの代わりにクロワッサンやバゲットを使うと、いつもとは違う食感を楽しめます。
<クロワッサンのサクサク感が新鮮!>
▽ http://www.chachameshi.jp/recipe/347
コンビニで売っているクロワッサンで土台を作るというこちらのレシピ。クロワッサンは厚さ5mmにカットし、型に敷きます。溶き卵には、牛乳やピザ用チーズ、おろしニンニク、塩、こしょうを加えて混ぜ合わせておきましょう。土台にエビ、エリンギ、ミニトマトを乗せたら、卵液を流し込みます。200度のオーブンで20~30分焼き、あら熱を取ってイタリアンパセリを乗せると完成です。