Happy Elements Holdingsは、スマートフォン向けのアイドル育成プロデュースゲーム「あんさんぶるスターズ!」を中国に展開すると発表しました。2015年春のリリース以降、日本国内で150万ダウンロード(2016年3月時点)を突破するなど人気の作品。中国では「偶像梦幻祭」というタイトルで、同国のIT企業・Tencent Holdingsが提供するプラットフォームに向けて2016年夏をめどに独占配信します。
▽ あんさんぶるスターズ!!
▽ http://www.happyelements.jp/news/china/763.html
「あんさんぶるスターズ!」は、アイドル養成学校の男子高校生たちと共にトップアイドルを目指すアイドル育成プロデュースゲームです。日本法人のHappy Elements株式会社が、2015年4月にGoogle Playで、 2015年5月にApp Storeで配信を開始。森久保祥太郎さん、柿原徹也さん、細谷佳正さん、梶裕貴さん、緑川光さんなど、キャラクターボイスを担当する豪華な声優陣にも注目が集まりました。シナリオは、ライトノベル「ささみさん@がんばらない」「狂乱家族日記」などを執筆した日日日(あきら)さんが担当しています。
中国・北京に拠点を持つHappy Elements HoldingsのCEO・王海宁さんは、3月25日に北京国家会議センターで開催されたTencent年度発表会「UP2016」に登壇。「Happy Elementsは2009年に創業して以来ずっとTencentと強いパートナーシップを維持しています。『あんさんぶるスターズ!』がTencentの2016年女性向け重点アプリゲームになれることを非常にうれしく思っています。今回両社の提携で『あんさんぶるスターズ!』が、中国における女性向けのアイドル育成ゲームで最も人気のあるタイトルになることを期待しております」とコメントしました。
中国の調査会社「iResarch」によると、現在の中国市場では男性向けのアプリ・ゲームが多くを占めている状況にあるにもかかわらず、2015年の中国ACG(アニメ・マンガ・ゲームを合わせた領域)ユーザーのうち、女性ユーザーは約38%(約8400万人)まで増えているとのこと。女性ACGユーザーの増加に伴い、今後は女性向けのアプリ・ゲームも増えていくと想定されているそうです。
「あんさんぶるスターズ!」は日本国内でも、ゲームだけにとどまらずコミック、小説、CD、グッズなど幅広く展開。6月には舞台版「あんさんぶるスターズ!オン・ステージ」の上演が決定しているほか、2017年にはアニメが放送されるなど、メディアミックスも加速しています。