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「ミュシャ展」六本木・国立新美術館で3/8から 超大作「スラヴ叙事詩」全20点をチェコ国外で初展示


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ミュシャ展

1860年にオーストリア領モラヴィア(現チェコ)で生まれたミュシャは、34歳の時に手掛けた舞台「ジスモンダ」のポスターで一躍注目を集め、アール・ヌーヴォーを代表する芸術家の一人として知られるようになりました。女性や植物などのモチーフを美しい曲線で描いた独自の作風で、今なお多くの人々を魅了し続けています。

ミュシャは華やかなポスターや装飾パネルのデザインを手掛ける一方で、故郷・チェコや自身のルーツであるスラヴ民族のアイデンティティーをテーマにした作品を描き続けました。同展では、ミュシャがその集大成として50代からの17年間を捧げた油彩画「スラヴ叙事詩」を、チェコ国外で初めて展示します。同作は、縦約6m×横約8mの巨大なキャンバス全20点で構成。サイトでは、迫力の展示風景を動画で公開しています。

そのほかにも、ミュシャが無名時代に描いた自画像や、出世作となった「ジスモンダ」のポスター、美しい女性たちを描いた連作「四つの花」「四芸術」など、さまざまな作品を展示します。当日の観覧料は一般が1,600円、大学生が1,200円、高校生が800円(すべて税込)です。開館スケジュールなどの詳細は、展覧会のサイトをどうぞ。


文:皆月なつみ

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