『コミュニケーション・ロボット 週刊 鉄腕アトムを作ろう!』が、講談社から創刊されました。同誌は、講談社、手塚プロダクション、NTTドコモ、富士ソフト、VAIOの5社による「ATOMプロジェクト」の第1弾。毎号付属するパーツを組み立てていくと、最新の人工知能(AI)技術を搭載したという鉄腕アトムのコミュニケーション・ロボットが完成します。全70巻で、創刊号の特別価格は830円(税別)です。
▽ コミュニケーションロボットATOM 公式サイト│講談社
▽ 報道発表資料 : アトムがわが家にやってくる! | お知らせ | NTTドコモ
ATOMプロジェクトは、「来るべきAI時代に対応するため、日本の科学技術の象徴であり、長く人々から愛され夢を与え続けてきた“日本を代表するロボット・キャラクター”『鉄腕アトム』」を目指すという企画です。第1弾として、プロジェクトに参加する5社の強みを結集したというコミュニケーション・ロボット「ATOM」が登場しました。
完成したATOMは、日常会話やしりとりなどのコミュニケーションが可能。最大12人の家族を認識し、それぞれの会話の内容を覚えて成長していきます。二足歩行やラジオ体操などのアクションも、滑らかな動きでこなすとのこと。ドライバー1本で組み立て可能で、組み立てが苦手な人に向けた代行サービスも用意されています。
プロジェクトでは、ロボティクスおよびロボットに搭載するOSとAIを富士ソフトが設計開発しました。ATOM本体のAIは、インターネット経由でNTTドコモの自然対話プラットフォームと接続。NTTドコモと講談社の共同開発で、クラウド上での「成長する会話力」を実現したそうです。ATOMの心臓・頭脳でもあるメインボードなどの基板実装(製造)と組み立て代行サービスは、VAIOが担当。会話のもとになるシナリオモデルの作成、出版コンテンツの開発、全体の企画、プロデュース、販売は講談社が手掛けています。