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エンジニアの“やりたい”を実現できる社風――PR TIMESに新サービス開発の背景を聞いてみた



(※この記事は株式会社PR TIMES提供によるPR記事です)

■ リッチ&シンプルな機能で、直感的に使用可能

──それでは、自己紹介をお願いいたします。

落合 匠さん
株式会社PR TIMES サービス本部
デザイン&テクノロジー Div.

落合 株式会社PR TIMES サービス本部 デザイン & テクノロジー Div.の落合です。現在は、主に「Webクリッピングサービス」の開発を行っています。もともとはPR TIMESのプレスリリース配信サイトの開発を担当していましたが、今回提供を開始した「Webクリッピングサービス」のようなサービスを作りたいという思いがあり、この1年ほどは「Webクリッピングサービス」の立ち上げから、サービス全般の調整や実装をしています。

岡村 同じ部署でインフラを運用している岡村です。PR TIMESでは現在インフラを担当する者が自分だけなので、各サービスを横断して業務を行っている状況です。2016年8月に入社し、各サービスの運用基盤を立て直したり、自身が監視しやすいように整えたりしているところです。「Webクリッピングサービス」のプロジェクトには、途中からジョインしました。

──では、さっそくお二人が携わった新サービスについて、お聞きしていきます。まず「Webクリッピングサービス」とは、

クリッピングはPRリサーチの【Webクリッピング】

  • 1,000サイト以上のWebメディアに掲載される記事の中から、指定したキーワードを含む記事を調査・抽出し、タイムリーに収集と分析をするレポートサービス
  • 企業がプレスリリースを配信した後の広報効果の確認や自社に関する報道状況の把握、競合他社・業界動向に関する報道調査にも利用できる

──とのこと。もともと同名のサービスがあったそうですが……。

岡村 智希さん
株式会社PR TIMES サービス本部
デザイン&テクノロジー Div.

岡村 もともとPR TIMESとして提供していた「Webクリッピングサービス」を作り直して子会社のPRリサーチからリリースしたという形です。今後、広報効果測定に関する業務は子会社のPRリサーチが運営していきますが、サービスの開発自体は、自分も含めPR TIMESの人間が行っています。

──「Webクリッピングサービス」には、何名くらいの方が関わっていたのでしょうか?

岡村 企画や運営も含めると全部で8名ですね。開発は2人で行っています。基本的に内製で、一部は業務委託している部分もあります。

──新サービスのポイントについて教えてください。

落合 新機能でもある、指定キーワードを含むニュース記事を専用の管理画面から確認・解析ができる分析ツールがポイントです。これまで、収集した情報は単純にレポート形式のエクセルデータでまとまっていたもののみでしたが、Web上でも確認できるようになりました。コンテンツとしてはリッチになっているけれど、操作はシンプル。そんなサービスを目指して作りました。

収集対象メディアは1,000以上で、今後も毎月追加を予定している。また、パブリシティ、転載記事、プレスリリース原文転載記事を自動判定するβ版機能も搭載しているとのこと。

──管理画面を実際に使用してみましたが、グラフレイアウトなどで情報を確認できるのがいいですね! 資料作成もはかどりそう。

岡村 比較したデータを、画面上でそのままJPGファイルとしてダウンロードすることもできますよ。

レポート項目は、「掲載日」「サイト名」「運営社名」「記事タイトル」「記事URL」「広告換算額」といった一般的なクリッピング報告項目に加え、記事分類の判定(β版)、記事掲載カテゴリ判定、媒体ジャンル判定、大手ニュースアプリの記事転載判定(β版)がレポートに付与される。

──「PR TIMES」登録企業には、特典もあるとお聞きしました。

岡村 そうなんです。「PR TIMES」管理画面から「Web クリッピングサービス」アカウントを開設いただくことで、無料トライアル期間が2ヶ月付与されます。まずは試していただき、もし継続的にお使いいただけるようであれば、その後も定価の半額でご利用いただけます。

──ずっと半額で利用できるのはうれしいですね!

落合 私たちとしても、「Webクリッピングサービス」で競合分析をして、「PR TIMES」でのリリース配信に生かしてほしいという思いがあります。競合と比較しながら「ここはこうすればよかった」といったことを洗い出してプレスリリースに落とし込んでいき、さらに次に出すリリースに反映していく……というのは理想的な使い方ですね。

──「Webクリッピングサービス」は、どんどん機能拡充を予定しているとか。

落合 はい。数ヶ月以上前に公開された過去記事も検索できるような「過去記事検索機能」と、SNSでの効果測定を現在準備中です。

■ フラット&オープンな環境で、「やりたい」と思った新サービスを出していける

──PR TIMESグループといえば、「プレスリリース配信サービス」のイメージが強いのですが、実際には、情報流通(PR TIMES)から企業の広報活動の効果測定・分析(Webクリッピングサービス)までワンストップでサービスを提供していますね。

落合 そうですね、他にもカスタマーサポートツール「Tayori」なども手がけていますよ。広義のPR(パブリックリレーションズ)を事業領域と捉えています。また、企業から生活者へまたがるサービスを網羅していきたい、という思いがあります。企業がメディアに対して情報を流して、それが生活者に届くまでの一連の流れの中で、よりよい情報を生活者一人一人に届けて、企業と生活者を良好な関係で結んでいくためのサービスを作っていこうとしています。

岡村 今回提供を開始した「Webクリッピングサービス」は、2016年10月に子会社として新設立したPRリサーチからのリリースとなりますが、代表取締役の山口(山口拓己さん)によると、子会社を設立することで、「創業期のようなモチベーション」を保ちたいという思いがあるようです。

落合 PR TIMESはサービスとして成長期に入ってきているところもありますが、事業がただの運用ベースのような形になってしまうと、個々人がただ自分の役割をこなすようになってしまいがちです。役割をこなすことももちろん大事ですが、より成長していくには、創業期のころのようなエネルギーがもう数回必要ということなんだろうな、と考えています。

──具体的には、どんな働き方をしていく人が理想なのでしょうか?

落合 山口とは、企業家精神を持った人と働きたい、という話をよくします。自分の領域以外の業務にも積極的に動く人、課題解決のためにがむしゃらになって何かをしようとしてくれる人がいいですね。

──取締役の方と、そんなことを話したりするのですね!

落合 そうですね、山口との距離感もとても近いんですよ。今回の「Webクリッピングサービス」についても、直接相談しながら進めていったところはあります。

岡村 たしかに、入社したときに上層部との距離が近い会社だな、と思いました。あとは、個人の自由度がものすごく高い。

落合 自由度が高いということもあってか、さまざまなことにチャレンジしやすい環境でもありますね。「Webクリッピングサービス」についても、僕が「こういうことがやりたい」というのを結果として実現した形ですし。

あとは、さまざまな部署の人と関わりを持ちやすいな、と思います。会社の風土として「フラット&オープン」という一面はありますね。エンジニアはエンジニア内だけで仕事を進めるのではなく、たとえばマーケティングの人がエンジニアに対して「こういうのが欲しい」といった意見を出してくれたり。

──どの職種にも、フラット&オープンな雰囲気が醸成されている、ということでしょうか。

落合 まだ目指す姿に対しては道半ばだと社内でよく話しますが、それでもオープンな雰囲気があると思います。会社全体の人間関係の構築がうまくいっているのはもちろん、「こういうことをやってみたい」というアイデアに対して、現場の人間だけでなく、上層部もしっかり話を聞いてくれます。

現在、社員は50名程度ですが、新しいサービスをどんどん出していきたいので、どの職種でも仲間となってくれる人を積極的に募集しています。特に、「こういうことがしたい」というチャレンジ精神を持っている人であれば、挑戦できる環境は整っています。

──特に、積極的に採用している職種というのはあるのでしょうか?

落合 エンジニアですね。自分の中でひとつ武器を持っている人であれば、バックエンドでもフロントエンドでも構いません。フロントエンド系のエンジニアは「Webクリッピングサービス」だけでなく「PR TIMES」でも求められていますね。

岡村 インフラエンジニアも、人が増えるに越したことはないですね(笑)。

落合 たしかに(笑)。

──エンジニアにとって、PR TIMESではどんな働き方ができるのでしょうか。

落合 私はもともとフリーで働いて、PR TIMESには業務委託という形で初めて関わりました。誰かの下や会社員として働くよりも、フリーでいたほうがエンジニアとしてはさまざまなことを自由にやれる、と思っていたんです。ただ、PR TIMESは「この会社なら、社員になるとよりいろんなことにチャレンジできそうだな」という雰囲気を感じたんです。

それに、私はこれまで企業の上層部と会話をするときは、できるだけシステム面での難しい話を避けていたのですが、PR TIMESの上層部はある程度システム的な話を分かってくれます。「こういうことがしたい」というのを伝えたとき、どういう意図で、なぜ新しく始めるといいのかというのをシステム的な目線で理解した上で承認してくれることが多いです。そんな環境がエンジニアにとってはすごく働きやすいと思いますよ。

PR TIMESではエンジニアの人数を増やしている段階なので、新しい技術や知識をどんどん覚えていこうと思うような、意欲のある人と一緒に働きたいですね。

* * *

──取材から数日後、PR TIMES代表取締役の山口さんから、はてなニュース編集部に連絡がありました。

山口 株式会社PR TIMESの代表を務める山口です。先日取材いただいた「Webクリッピングサービス」開発担当の落合が、この春に独立することになりました。

落合も悩んだ末の決断ですし、この数年間一緒に仕事をしてきて彼の目指す方向を理解していたつもりなので驚きはありません。落合の独立を応援したいと心から思いますし、今後も良きパートナーとして仕事させてもらうと思います。

一方で、落合がこのインタビューで語った内容も真実だと思っています。当社の環境や風土について「働きやすい」「今後も一緒に働きたい」と話した彼の思いは本心で、今後は契約形態が変わるけど付き合いは変わらない、そんなふうに思っています。社員でなくなるのは痛いですが……。

話題作りのように見えるかもしれませんが、ノンフィクションです(笑)。記事を構成いただいたはてなニュース編集部の皆様、この記事を読んでくださる読者の皆様には、混乱させる内容になってしまって申し訳なく思います。

ただこれがPR TIMESの今であって、会社の風土でもあるのだと思っています。

「一体どんな風土なのか?」と気になった方、ニュースに革新を起こしたいと思っている方、一度PR TIMESに遊びに来ていただいて、お話をさせていただき、肌で感じとっていただければと思っています!

PR TIMESでは一緒にイノベーションを起こすエンジニアを積極的に採用しています。


Webエンジニア募集 | 株式会社PR TIMES


──山口さんからのご連絡には正直驚きました。しかし、本当にチャレンジ精神あふれるエンジニアが働いている会社なのだということを実感できました。興味を持った方は、ぜひ採用ページをご覧ください!

[PR]企画・制作:はてな

文:佐伯悠