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育児、勉強……エンジニアの「多様な働き方」支援 リクルートテクノロジーズのワークスタイルを追う



(※この記事は、株式会社リクルートテクノロジーズ提供によるPR記事です)

今回お話を伺ったのは、専門役員であり、リクルートテクノロジーズ ITソリューション統括部 ビッグデータ部 ビックデータID・ポイント領域グループのグループマネジャーも兼務する西郷彰さんと、インフラソリューション1部 RLSインフラグループの前田和樹さん。仕事上のチームも立場も異なる2人ですが、最寄駅や出身大学が同じという共通点があり、自然と交流が深まったそうです。

■ さまざまな制度で、メンバーの“働きやすさ”を実現

──おふたりはそれぞれ、会社のどんな制度を利用して育児に参加されたのでしょうか?

西郷彰さん
専門役員 兼 ITソリューション統括部
ビッグデータ部 ビッグデータ4グループ
グループマネジャー
2009年中途入社。大手製造業のマーケティング部門や商品開発部門に所属したのち、情報分析関連ベンチャーなどを経てリクルート(当時)に参画。現在は、リクルートテクノロジーズでデータ分析部門のマネジメント業務をしながら、自身でもデータ分析プロジェクトを推進中

西郷 僕は2014年12月に2人目の子供が生まれたんですが、その直後に「STEP休暇*1」という独自の長期休暇制度を1ヶ月間利用しました。STEP休暇自体は育児のための制度というわけではなく、勉強や趣味に打ち込んだり、旅行に出かけてリフレッシュしたり、自身の次のステップのために自由に使えます。僕の場合はたまたま休暇を取得できるタイミングと子供が生まれるタイミングが重なったので、家族のために使うことにしました。

前田 僕はつい先日、2016年11月に初めての子供が生まれて、1ヶ月半の間「在宅勤務制度*2」を利用していました。当初は育児休職*3を検討していたんですが、引き継ぎの関係でタイミングが難しいなと悩んでいたところ、役員やマネジャーが「在宅勤務にしたら?」と提案してくれたんです。人事とも相談して、出社は週1日で、残りの4日は在宅勤務することに決めました。同時に時短勤務の申請も出して、可能な限り子育ての時間を確保できるようにしました。リクルートテクノロジーズでは「ミッショングレード制*4」という裁量労働制の評価制度を採用しており、時短勤務でも給与は変わらない、というのも決め手になりました。

──一般的な育児休業以外にも、いろいろな制度が選べるんですね。他にもこういう働き方をしている方は多いのでしょうか?

前田和樹さん
ITソリューション統括部 インフラソリューション部
2014年中途入社。大手電機メーカーの知的財産権部を経てエンジニアにキャリアチェンジし、リクルートテクノロジーズに参画。大規模プロジェクトの構築を経験した後、現在はクラウド基盤の運用や開発者向けの業務ツールの管理を行うチームのリーダーを務める

西郷 僕がSTEP休暇を申請した当時は、まだ少なかったですね。そんな中で僕は「STEP休暇を家族のために使います」と声を上げた感じです。その後はどんどん制度も整備されて、最近では子供のお迎えのために早めに帰るという人も増えました。

前田 僕のチームでは、先輩が以前から子供の送迎や看病のためにフレキシブルな働き方をしていたんです。なので僕に子供が生まれるとなったときも、理解を得やすかったですね。他のチームでも、男性メンバーが育児休職したり、保育園へのお迎えのために早帰りをしたりという話はよく聞きます。

──そういう環境だからこそ、おふたりが積極的に子育てに携わろうと思ったのも自然な流れだったんですね。

西郷 僕は2010年に1人目の子供が生まれたんですが、当時は仕事が忙しすぎて子育てを手伝う余裕がまったくありませんでした。しかも妻の出産直前にインフルエンザにかかってしまって……そういう苦い経験があったので、2人目が生まれるときは家族との時間をちゃんと持ちたいと思ったんです。リクルートテクノロジーズは、特にそういう柔軟な働き方への理解があると思います。

前田 「家族と過ごす時間を大切にしたい」という思いに対して、組織として応援する風土がありますね。例えば「サンクス休暇*5」という従業員が家族に感謝するための休暇もあって、子供の誕生日や結婚記念日などに合わせて年に1回取得できます。

■ 多忙な中での休暇取得や在宅勤務。チームメンバーとの調整は?

──さまざまな制度がある一方で、現場を長期間離れるとなると、事前の調整が大変だったのではないでしょうか?

西郷 休暇取得に関して、僕の上司から心配するような声はなかったです。ただ僕の場合は立場上たくさんのメンバーを抱えているので、彼らが不安にならないように、事前のケアには気を使いました。

前田 僕のチームは普段から半分以上のメンバーが沖縄にいるので、リモートでやり取りするという意味では、在宅勤務でもあまり変わりませんでした。ただ、あらかじめ大きめのタスクを終わらせたり、在宅勤務期間中のタスクや連絡についてマネジャーと入念に確認したり、事前にできることは済ませておくようにしました。

西郷 柔軟な制度があるからこそ「うまく使って効率よく仕事しよう」という意識ですね。

──休暇や在宅勤務の期間を終えて、復帰するときもスムーズでしたか?

西郷 そうですね、とてもスムーズでした。

前田 僕は正式な復帰はこれからですが、普段からマネジャーやメンバーとは密に連絡できているのでほとんど不安はないですね。

■ 家族からも、メンバーからも「ありがとう」の声が

──おふたりが育児に参加することについて、ご家族の反応はいかがでしたか?

西郷 うちは共働きなんですが、妻も出産前後は長めに休暇を取っていたので、2人で協力して家事や育児を分担しました。産後の女性は体調面で気を使う場面が多いので、外に出る用事は僕が担当するなど工夫しました。1人目が生まれたときは出産にすら立ち会えなかったんですが、2人目ではこうして時間を取ることができて、妻からの評判はとても良かったです。

前田 僕の妻はまさか僕が在宅勤務をするとは思っていなかったみたいで、すごく喜んでくれました。産後の妻は歩くのもままならない状態だったので、僕がこれまで通り普通に会社に行っていたら、体調面でも精神面でもかなり不安だっただろうなと思います。初めての子供で不慣れなことも多い中で、仕事の傍らに育児や家事をサポートできたのは本当に良かったです。

西郷 家族はもちろんですが、会社のメンバーからも「先行してSTEP休暇制度を利用してくれてありがとう」という反応をもらったのは嬉しかったですね。役員自ら制度を利用すると、その後にメンバーも続きやすいようです。実際にその後、僕のマネジメントしているメンバー数人がSTEP休暇を利用して、自身のスキルアップや家族のために時間を使いました。マネジメント層がこういう制度を積極的に活用していくことは、雰囲気づくりの上でも非常に大切だと思います。

──“家族のために時間を使うのは当たり前のこと”という共通の認識が根付いていくんですね。

前田 僕が在宅勤務を始めるときも、みんな嫌な顔もせず、温かく送り出してくれました。仕事の面でもなるべく負荷がかからないようにサポートしてくれたり、出産後にサプライズでプレゼントを用意してくれたりしたこともありました。本当に協力的な雰囲気で、嬉しかったですね。自分でも「なるべく早く帰るためには、生産性を上げなければ」という意識がかなり高まりました。他のメンバーへの権限移譲など、“自分がいない間もちゃんとチームが回る”体制づくりも意識するようになりました。

──ちなみにおふたりの間で、子育てについて相談したり情報交換したりすることもあるんですか?

前田 西郷さんからは、お子さんが以前使っていたベビーグッズをいくつか頂きました。しかも「これ本当にもらっていいの!?」というような、結構大きなものを頂いたんですよ(笑)。

西郷 駅でばったり会ってたまたま子供の話をしていたら「あ、もしかしてこれ使う?」みたいな流れになって。前田君の子はうちの下の子とちょうど1歳離れているので、タイミングが良かったよね。

前田 西郷さんとは仕事上は別チームで、しかもメンバーと執行役員という立場の違いがあるんですが、最寄駅が同じなので子育てについていろいろお話しする機会があります。でも実は、僕が西郷さんから教わるよりも、僕の妻が西郷さんの奥さんに教えてもらう機会の方が多いという(笑)。

──ご家族同士のつながりもあるんですね!

西郷 僕たち以外にも、家族を交えて交流しているメンバーはわりといるんじゃないかな。ホームパーティーのような感じで、誰かの家にみんなで集まっているという話も聞くよね。

前田 うちの近所にも何人か会社のメンバーが住んでいるので、子供も一緒に集まってバーベキューをしたこともありました。

■ 自分の人生のために、制度をうまく活用してほしい

──今後、働きながら子育てをしたいと考えているメンバーに向けて、アドバイスをお願いします。

前田 リクルートテクノロジーズにはいろいろな支援制度があるので、ぜひフルに活用してほしいと思います。僕自身、最初は「子供の面倒は週末に見るくらいでもいいかな」と考えていたんですが、僕の部署の役員から「社員は代わりがいるけど、父親の代わりはいない。家族を一番に優先してほしい」という言葉をかけてもらって、後押しされました。

子供が日々少しずつ成長していく様子を見て、自分の父親としての自覚も芽生えました。子供と一緒に過ごすことは、自分自身の成長にもつながります。勤務体系を変える際のアドバイスとしては、事前の調整をしっかりして、周囲の信頼を得ることですね。あとは、子供がかわいすぎて復帰後の出社が辛くなります(笑)。

西郷 今ある制度をどんどん活用してほしいというのはもちろんですが、個人的には、今ある制度だけにとらわれない、より一層フレキシブルな働き方ができるようになるといいなと。育児や家事だけでなく、将来の自分のために学校に通って勉強するとか、そういったことも自由にできる環境であるべきだと考えています。

そして、その上では「自分の人生でどのタイミングに何を重視するのか」を自分自身で判断することが大切です。せっかくこういう風土のある会社なので、うまく活用して、人生を充実させてほしいと思います。

──ありがとうございました!

株式会社リクルートテクノロジーズ

    • 1:STEP休暇
      • リクルートテクノロジーズ独自の休暇制度。勤続3年以上の社員なら、3年ごとに最大連続28日間の休暇を誰でも取得できる。仕事を離れて心身をリフレッシュすることを目的としており、一律30万円の手当が支給される
    • 2:在宅勤務制度
      • リクルートテクノロジーズには、介護・育児を目的として勤続1年以上で申請できる在宅勤務制度がある。具体的な勤務体系については、個々のケースごとに柔軟に運用されている
    • 3:育児休職
      • 育児を目的とした休職制度。リクルートテクノロジーズでは勤続1年以上で取得でき、在宅勤務制度と組み合わせて育児の時間を取るエンジニアも多い
    • 4:ミッショングレード制
      • リクルートテクノロジーズが採用する評価制度。年齢や入社年次にかかわらず、任されているミッションのレベルとそのアウトプットによって報酬(給与・賞与)を決定する
    • 5:サンクス休暇
      • リクルートホールディングスのグループ各社で働く従業員を支える家族に対し、感謝の気持ちを示す場としての休暇。本人・家族の誕生日や結婚記念日などに合わせて、年に1回取得できる。休暇取得時、家族には「サンクスファミリーギフト」と称した手当が支給される

[PR]企画・制作:はてな

文: 皆月なつみ