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願い事はまだ間に合う?たなばたと読むのはなぜ?「七夕」の雑学集


■七夕の由来は?

そもそも七夕の行事は、いつ、どんなきっかけで始まったのでしょうか?

 
http://www.astroarts.co.jp/special/tanabata/index-j.shtml
http://allabout.co.jp/contents/sp_starfestival_c/1481/72020/index/

七夕の由来といえば、やはり「織姫と彦星」にまつわるあのエピソード。日本の七夕は、奈良時代に中国から伝わったこの伝説と、同じ時期に日本の農村で行われていたお盆の行事が組み合わさって生まれたものです。農村ではお盆にご先祖様に捧げるための衣服を織る習慣があり、その役割を担う女性を棚機女(たなばたつめ)と呼んでいたそう。七夕を“たなばた”と読むのは、この棚機女が由来になっています。

また七夕に「笹」が使われる理由は、日本では昔から“笹の葉の触れ合う音は神様を招く”と信じられていたため。そこに短冊をつるすようになったのは江戸時代からで、里芋の葉に溜まった露で墨をすって願い事を書くと、当時盛んに行われていた“手習いごと”が上達すると言われていました。

■織姫と彦星の関係は?8月に七夕をする地域もある?

古くからの伝統行事としておなじみの七夕。しかしそこには意外と知られていない雑学や、勘違いされているエピソードも多々あるようです。

  
織姫と彦星の関係や職業…意外と知らない“七夕”エピソード(東京ウォーカー) - Yahoo!ニュース
北海道の七夕はなぜ8月?「ローソクもらい」の風習の起源とは? – 北海道ファンマガジン [ファンマガ]
http://matome.naver.jp/odai/2127632461509167901

「織姫と彦星の関係は?」と聞かれたら、あなたは何と答えるでしょうか?「恋人」と思った人が多いかと思いますが、実は「夫婦」が正解です。中国から伝わった七夕の伝説では、元々働き者だった2人が結婚してからすっかり怠けるようになってしまったため、織姫の父である天帝に引き離されてしまうという結果に。1年に1度、7月7日の夜だけに会うことが許されるようになりました。

上記のエントリーでは、他にも「8月に七夕をする地域がある」「七夕の日はポニーテールの日でもある」など、意外と知られていない七夕の雑学を知ることができます。

■今からでも間に合う!Webから七夕の願い事をしてみよう

子供の頃に比べると、なかなか短冊に願い事を書く機会がないという人も多いはず。最近では、Twitterなどを利用して、web上で気軽に願い事ができるこんなサービスも登場しています。

<Twitterで願い事をつぶやこう!>
  
http://amachang.sakura.ne.jp/misc/tanabata/

http://www.hoshinega.com/jp/

Twitterでは昨年に続いて「#tanzaku」のハッシュタグを使った願い事が続々と集まり、つぶやかれた願い事をまとめて見られるサイトも登場しています。また「#hoshinega」というハッシュタグでは、京都の「晴明神社」の協力のもと、つぶやかれた願い事を天の星に届けるという企画も実施されています。

<七夕の里でも願い事を募集中!>

七夕の里・小郡 七夕ぼん-おごおり探検隊

また、日本で最も古くから七夕の行事が行われてきた福岡県小郡市でも、七夕の願い事をWeb上で受け付けています。集まった願い事は、8月7日に同市の七夕神社に奉納されます。


仙台の七夕まつりなど、旧暦で七夕を行う地域では今後も大きなイベントが予定されています。「まだ願い事をしていない!」という人は、ぜひ今から考えてみてはいかがでしょうか?


Title Photo by Yuki Yaginuma

文: 飯塚朋子

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