JavaとPHPに特化した派遣求人サイト「Japheego(ジャフィーゴ)」。2013年に生まれたばかりのこのサイト、元気な女性スタッフ2人が、夜な夜なエンジニアの集まる勉強会で協賛しつつ宣伝活動を続けているそうです。2人の目指すものは何なのか、勉強会で協賛するようになった経緯などの話を聞きました。
(※この記事は株式会社リクルートスタッフィングによるPR記事です)
▽ Java,PHPエンジニアの派遣、求人を探すならJapheego(ジャフィーゴ)
―― 本日はJapheegoを担当されているおふたりにお話を伺いたいと思います。まずはJapheegoについて簡単に教えていただけますか?
齋藤 Japheegoは、JavaとPHPに特化した、ITエンジニア向けの派遣求人サイトです。名前は「JavaやPHPのエンジニアの皆さんに、仕事探しが楽しめるサービスを」という意味を込めた造語です。
- Japheego【ジャフィーゴ】
- Java engineer + php engineer + meet + go
峰 わたしと齋藤がメインとなって2013年4月に事業を立ち上げて、サイト自体は2013年9月30日にローンチしました。なのでサイトはまだ1年経っていないんです。
―― 派遣求人を全般的に行っているリクルートスタッフィングさんの中で、個別に特化したサイトを切り出した形なんでしょうか。
齋藤 サイトとしてはそうですね。ただ、登録した後も、Java/PHP専任のグループ、専任のコーディネーターを置いて、お仕事のご紹介などを担当します。
―― そのような特化型サイトはこれまでもあったんですか?
峰 IT業界向けの特化型、かつ言語での特化というのは例がありません。本当に初めての試みですね。
■ JavaとPHPの案件が多い → 特化型のサイトを作ろう!
―― やはり一番気になるのは「どうしてJavaとPHPに特化したのか?」という点です。
峰 とにかく企業から「Javaエンジニアがほしい!」「PHPエンジニアがほしい!」という声が多かったんです。マーケットの声に応えたい、という思いがありましたし、一方で数多くのJava/PHPエンジニアさんのご要望にも応えたいと思い、そこに絞ろう、ということでJavaとPHPに特化したサイトになりました。
―― 実際にどのような案件が多いのでしょう。
峰さん(左)と齋藤さん(右)
齋藤 多いのは、新規開発、機能追加、アプリ開発などのプログラミング案件で、全体の7~8割を占めます。残りは上流案件、PM、PMO案件ですね。Japheegoを利用されている方にインタビューすると「もといた会社では部長・課長クラスにと打診されたけど、マネジメントや社内政治に時間を割くのが嫌で、プログラミングがしたかったので、Japheegoを使っている」という声が多いんです。
―― 最近だと、ソーシャルゲーム開発は多かったりしますか?
峰 数で言うと、業務システム系の方が多いですね。でもソーシャルゲーム開発の案件も結構あります。
―― まだサイト自体はできて1年経っていないとのことですが、アピールポイントや、ここは良くしていきたいなどあれば教えてください。
峰 リクルートスタッフィングの営業力による圧倒的な案件量や、Java/PHPエンジニアの方向けの専任のグループがあり、そこに専任のコーディネーターがいること、などが強みです。ちなみに、一度弊社から派遣したエンジニアの方のうち、次のお仕事を希望される方、つまりリピートしてくださる率は60%弱。そんなに多くないように見えるかもしれませんが、リピートされない方の中には、正社員として仕事が決まった人、産休などに入る人もいますから、実際は多くの方が再度Japheegoを利用され、リクルートスタッフィングを通してお仕事をされています。
齋藤 一方で良くしていきたい部分もあります。よく「Japheego自体は良いんだけど登録フローが……」と言われるんですよね。全職種共通の登録フローなので、エンジニアさん向けに使いやすいようになっていないんです。ここは改善していきたいです。
Japheegoの交通広告
峰 IT事業部だけを切り離して、1つの企業として運用している会社は多いですが、弊社は他の職種も含めて総合的に事業を行っているので、お取り引き企業数が圧倒的に多いというメリットがあります。ですが逆に、職種特化の部分で弱みがあったんです。Japheegoのような形で「エンジニア向け」という部分の良さをどんどん強化していきたいと思います。
―― 派遣エンジニア求人という点でいうと、求人する側が「スキルシートだけでは分からない!」となることもありますよね。実際にどんなコードを書くのか、どんなマインドを持っているのかが伝わらない、と。こうした点についてはいかがでしょう。
齋藤 おっしゃる通りだと思っています。ソースコードはお見せする、GitHubを見られるようにするなど、何とかできないか模索しています。派遣は法律できっちり決まっている部分が多いのですが、ここもエンジニア求人なりの、より良いマッチングのやり方にしていきたい、していけそう、という議論をしています。
■ 勉強会にビールとお寿司を提供し、代わりにサイトを宣伝
―― Japheegoさんは、勉強会やイベントの協賛をされているそうですね。具体的にどんなことをされているんですか?
齋藤 現在は「コワーキングスペース茅場町 Co-Edo」で開催されている「Hot startups beer bash tokyo」などに、ビールや食べ物を提供する、という形で協賛しています。その代わりにスポンサーセッションでJapheegoの宣伝をしています。
―― おおー。
齋藤 イベントレポートはブログで公開しています。これからもどんどん公開していく予定なので、ぜひご覧ください! 読者登録も!
▽ エンジニアにとっての「自由」って何?Hot startups beer bash tokyo #6 イベントレポート - Japheego公式blog
―― ああっ、ビール! お寿司! 最高ですね……。このときは増井雄一郎さん(@masuidrive)が登壇されたんですね。テーマは「エンジニアだからできる自由な生き方」。派遣エンジニアという働き方についての増井さんのコメントも。
「派遣の一番いいところは、仕事量がコントロールできること。エンジニアという仕事には勉強が欠かせませんが、会社勤めをしていると、早朝から深夜まで働かなければいけないことも珍しくありませんし、体を壊してしまうこともあります。サラリーマンからいきなり独立というもハードルが高いので、たとえば派遣で仕事をしながら、ある一時期、勉強に集中したり、本格的な独立・起業への準備期間として、派遣で仕事をしながら、自分の仕事も増やしていくなど、いろんな利用方法があると思います」
峰 Japheegoが目指す世界観も「プログラミングスキルを身に付けている人が、制約に縛られず働けるように」というものなので、すごく通じる部分がありましたね。
―― そもそもこうやって勉強会を協賛するようになったのは、どういった経緯だったんでしょうか。
峰 最初は私たちもどうやってサイトを広めていけば良いのか分からなかったんです。そんなとき、同じリクルートグループで「CodeIQ」のシャチョーの三木拓郎さんに「そもそもエンジニアのこと、ちゃんと知ってるの? どんどんエンジニアに会わないと!」と言われて、Co-Edoの運営者の田中弘治さんを紹介していただきました。
齋藤 話には聞いていたのですが、本当にエンジニアさんは、こうやって集まってイベントや勉強会をしているんだなと分かって、感動しました。
峰 で、田中さんも関わっている「Hot startups beer bash tokyo」で、食べ物や飲み物で協賛する代わりに、Japheegoを宣伝してみてはどうか、と提案されたというのが経緯です。
齋藤 イベントでは皆さんに実際にJapheegoのサイトを見てもらって、その場でご意見をもらったり、エンジニアの働き方について教えてもらったりしています。
■ 周りのエンジニアに助けてもらいながら進化するJapheego
―― 社外のいろいろな方に助けてもらいながら、それがJapheegoに還元されているんですね。
峰 そうなんです。エンジニアの山本裕介さん(@yusuke)にも、いろいろ教えてもらったり、お世話になったりしています。
やっぱ #Japheego だわ! #coedo japheego.jp pic.twitter.com/HwdSFY4T7g
— 山本裕介 (@yusuke) 2014, 1月 24
―― ちなみに、スポンサーセッションで実際に話されるのはどちらなんですか?
峰 主に私ですね。私がいないときは齋藤が。
―― 慣れましたか?
峰 きついです!
齋藤 大変ですよね>< 「派遣エンジニアの働き方」を伝える、というのも難しいですし、そもそもLTが難しい(笑)
峰 皆さん優しく見守ってくれます。
―― 「うちの勉強会も協賛してください!」という要望は、受け付けていますか?
齋藤 はい、大募集です! ぜひ japheego@r-staffing.co.jp までご連絡ください。
峰 主催もどんどんしていきます! IT業界のこと、エンジニアのことを教えてくれる人も常に募集中です。まだまだ分かってないことが多くて、突っ込まれどころ満載なのは承知していますので、何を言われてもむっとしません!(笑)
―― 多くの勉強会にビールやお寿司をお届けしつつ、最高の派遣求人サイトになっていくことを期待しています! 本日はありがとうございました。
本文中に登場した山本裕介さん(@yusuke)からもコメントをいただきました
私が普段、利用しているプログラミング言語はJavaで、その次に馴染みのあるのがPHPです。Japheegoはその2つにフォーカスしているので親近感を覚えています。
ボランティアベースの勉強会は一部、金銭面や運営面で疲弊が見えてきているので、Japheegoのように企業がちょっと協賛するという形はいいですね。
「控え目」が美徳とされる日本だけど、おふたりは「一応協賛ということで名前だけ入れておいてね」ではなく、「Japheegoよろしくね! 使ってね!」「ツイートしてね!」「友達にも教えてあげてね!」と全面的にアピールする貪欲さがあって好きです。とはいえ、まだJava/PHP界隈の情勢には明るくなさそうなので、もっと業界研究してほしいところ。
Javaエンジニアはフリーランスが少ない気がします。Japheegoさんに頑張ってもらって、業界の雇用流動性を高めてくれることを期待しています。そうすれば長期的にはJava/PHPエンジニアの競争が高まって、技術力の底上げになるかなと思います。