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おいしく手軽に水分補給! 熱中症対策ドリンクを手作りしよう


■ 熱中症予防に必要な1日の水分量って?

全国健康保険協会 協会けんぽ

全国健康保険協会のサイトでは、熱中症の予防に役立つ水分補給の頻度について、目安を分かりやすく紹介しています。

起床後に1杯、食事どきや昼間の活動中に1杯ずつ、お風呂の前後に1杯ずつ、就寝前に1杯といったように、1日に6回~8回、コップ1杯のお茶や水を摂取。暑さが続く時期の1日の適量は、1.5リットル~2リットルだそうです。

スポーツドリンクでの水分補給の特徴は、人の体液と同程度の浸透圧で、糖の吸収が早いこと。しかし、急に血糖値が上がるので、運動以外で飲む場合は1.5倍~2倍に薄めて飲むことが推奨されています。血糖値を上げずに済むドリンクは、1リットルの水に1グラム~2グラムの食塩を入れて作ります。汗で失った水分や塩分を補う適量だそうです。

■ ドリンクを手作りして、日ごろの水分補給をよりおいしく!

<レモンとはちみつで手作りスポーツドリンク>

スポーツドリンク | 伯方の塩® | 伯方塩業株式会社

水に塩を入れるだけで熱中症予防ドリンクになりますが、レモンの絞り汁やはちみつを入れれば、疲労回復に効くとされるクエン酸や糖分を摂取しつつ、よりおいしく飲むことができます。

「伯方の塩」のサイトでは、1リットルに対して塩3グラム、レモンの絞り汁大さじ3、はちみつ大さじ3~4を加えるというレシピが紹介されています。甘さを好みで調整できるのがポイント。はちみつを使っているため、1歳未満の乳児には飲ませないようにしてください。

<好みに合わせる“マイドリンク”>

水分補給だけではたりない!?熱中症予防にはミネラル補給を! | ロート製薬 太陽笑顔fufufu

ロート製薬が運営するサイト「太陽笑顔fufufu..」では、ぬるめのお湯1リットルに塩3グラム、砂糖40グラムを溶かし、好みのかんきつ類を絞るミネラルドリンクを紹介。岩塩などの自然塩、きび糖などの砂糖に置き換えると、汗をかくことで失われやすいさまざまなミネラルを補給できるそうです。

http://iryo.sanyo.oni.co.jp/news_s/d/c2010072010445257

さらに手軽にドリンクを作るには、キャンディーを使います。こちらの記事では、ペットボトルに水2リットルと食塩3グラム、好みのキャンディーを数個加えています。1時間ほどすると自然にキャンディーが溶けるそうです。

<ドリンクの温度は5~15度>

thermos-sports.jp

サーモスのサイトでは、ドリンクの適温を5~15度と紹介しています。5~15度のドリンクは体に吸収されやすく、効果的にクールダウンできるのだそうです。

真空断熱構造の1リットルボトルにその半分程度の氷を入れ、常温(約25度)のドリンクを入れるだけで、簡単に約5度のドリンクを作ることができます。

■ 脱水が疑われたときは「経口補水液」を作って対策

熱中症 脱水を防ぐ飲み物は・・・ | 健康 | NHK生活情報ブログ:NHK
橋本市民病院

熱中症の初期症状である脱水が疑われたら、水、塩、砂糖を混ぜた「経口補水液」で対策を。体が水分を吸収しやすい配合で、「飲む点滴」ともいわれています。1回に500ccぐらい(コップ2杯程度)を、1時間ほどかけてゆっくり飲むのがポイントだそうです。

  • 水……1リットル
  • 塩……3g(小さじ2分の1)
  • 砂糖……40g(大さじ4と2分の1)

以下の動画で、実際に経口補水液を作る様子のほか、爪や皮膚などで脱水を見分ける方法が紹介されています。

http://cgi4.nhk.or.jp/eco-channel/jp/movie/play.cgi?movie=j_shutonet_20110624_1239

文: ishihara

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