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社員はほとんどエンジニア! 東京・仙台・北九州・鯖江の4拠点で「エンジニアの幸せな働き方」を追求するメンバーズエッジの開発スタイル

東京、仙台、北九州、鯖江に拠点を持ち、アジャイル開発の技術者集団を抱えるメンバーズエッジ。エンジニアが幸せに働くため、場所にとらわれずに“生涯エンジニア”として活躍できる仕組みを──仙台オフィスのエンジニアお二人と、社長の塚本洋さんに、「エンジニアの幸せな働き方」について伺いました。

この記事の取材は、東京オフィス(東京都中央区晴海)と仙台オフィス(宮城県仙台市青葉区)をテレビ会議システムでつないで行いました。上の写真左から、塚本洋さん、鹿野徹也さん、平野高広さん。

(※この記事は、株式会社メンバーズエッジ提供によるPR記事です)

■ 積極的に地方へオフィスを展開していく理由は「エンジニアがもっと活躍できるようにするため」

──メンバーズエッジは2017年4月、ちょうど約1年前に設立されたとのことですね。創業の経緯について教えてください。

塚本洋さん(以下、塚本) メンバーズエッジは、株式会社メンバーズの100%子会社という形で創業しました。僕はメンバーズにいた2013年に、アジャイル開発に特化したシステム開発チームの立ち上げに関わりました。それまではウォーターフォール型の開発が多かったのですが、アジャイル開発を通じてお客様と向き合ったものづくりをするという方法に、非常に感銘を受けたんですね。新規事業を立ち上げるきっかけがあったので、アジャイル開発を専門としたスペシャリスト集団としてエンジニアが活躍し、社会に貢献していく会社を作ろうと考えました。既にメンバーズには仙台や北九州のオフィスがありましたので、事業プランの段階で地方に拠点を置くことを念頭に置いていました。

──仙台、北九州に続き、今年4月には福井県鯖江市に「さとやまオフィス 鯖江」を開設しています。また、引っ越しの支度金を支給し、東京と同じ仕事・報酬を得られる環境を整備する「さとやまオフィス移住支援制度」もありますね。積極的に地方に拠点を置く理由は何でしょうか。

塚本 「本当にエンジニアが活躍できる社会」のために考えたものの一つが、「多様性のある働き方、場所にとらわれない働き方」です。エンジニア一人ひとりが、自分や家族の環境に合わせて幸せで豊かな人生を送る。そのために、地方においても東京と同じように最先端の技術に触れながら仕事ができるよう、リモートワークの環境を整え、エンジニアの教育体制も作って「生涯、エンジニアとして活躍してもらう」という目標を掲げました。地方の拠点は今後も増やしていこうとしています。エンジニアがお客様と一緒にマーケットで価値のあるプロダクトを作るアジャイル開発のアプローチで、非常にやりがいのある仕事が実現できると考えています。

──「エンジニア(ほぼ)100%の会社」で、エンジニアでない方がエンジニア組織をまとめていくことに難しさはありますか?

塚本 全ては「役割」だと思っています。僕がみんなに指示を出して開発してもらうのではなく、新しく事業を作ったり、新しいお客様にその価値を伝えたり、一緒に働く仲間を増やす戦略を考えたりするのが僕の役割です。エンジニアは、みんなでお客様に価値を届け、エンジニアの教育にも当たる役割です。僕も正直、自分がエンジニアではないことについて不安を感じることもあるんですが、逆にエンジニアではないからこそ果たせる役割に特化して、事業を成長させていこうと考えています。

──塚本さんとエンジニアの皆さんとの信頼関係が構築されているからこそのお話だと感じましたが、塚本さんはご自身の考えを常に発信しているのでしょうか?

塚本 発信しているつもりですけど、それは仙台の二人に聞いてもらった方がいいかもしれない(笑)。

二人 (笑)

株式会社メンバーズエッジ システム開発グループ リーダー 鹿野徹也さん(左)
株式会社メンバーズエッジ システム開発グループ グループ長 平野高広さん(右)

──仙台オフィスのお二人に伺いますね。エンジニアではない人がエンジニアの組織を束ねる際に、話が伝わらなかったり、食い違いが生まれたりといったことはあまりないのでしょうか。

平野さん(以下、平野) 実は以前の職場で社長がエンジニア出身だったことがあるんですが、正直すごくやりにくかったんです。元エンジニアなので持っている知識が古いのに、その知識を前提に話をして結局中途半端になったり……。若いスタートアップ企業で、社長もばりばりコードを書くという環境ではやりやすいこともありそうですが、私自身はある程度大きめの組織であれば、社長がエンジニアじゃない方がいいなと感じます。エンジニアではない社長がエンジニアに対して敬意を持ってくれているのを感じると、エンジニアはとても気持ちよく働けるんじゃないかと思います。メンバーズエッジではそういうマインドを感じながら働けています。

鹿野さん(以下、鹿野) 僕の場合は、塚本さんがエンジニアではないということを入社時から知っていました。「メンバーズエッジはエンジニア中心の会社である」ということを、塚本さん自身がとても大事にしていると常々感じます。事実、エンジニアがしっかり評価されるような体制を築いてくれていますし、エンジニアが働きやすい環境作りには「どんどん意見を言ってくれよ」といつも気持ちよく言ってくれますね。とてもありがたいです。「エンジニアがどうすれば喜ぶのか?」というポイントについては、もちろん認識がずれる部分はあるので、「こういう制度や仕組みがあるとエンジニアは幸せに働けるかも」と気づいた時は、積極的に提言するようにしています。特に遠隔での勤務では、利用機器や設備などの環境面での準備・費用が必要になってくるので。

──お二人がメンバーズエッジへの入社を決めたポイントを教えていただけますか?

平野 私はメンバーズエッジの創業前、2017年1月にメンバーズに入社しました。メンバーズエッジの立ち上げ要員としてだったんですが、そうとは知らずに入社していました(笑)。前職もSIerで、仙台で働いていたんですが、辞めてから転職活動を始めて自分のやりたいことに合致する会社を徹底的にリサーチしました。仙台では基本的に、SIerのエンジニアとなると下請け構造なんですね。ニアショアで安い仕事をしていたり、大手会社の下請けの下請けだったり……。そういう会社を除外して求人を出している会社を探して、在宅勤務可能な仙台以外の会社も併せていろいろ検討しましたが、総合的に考えて、仙台できちんと拠点を構えていること、成長性や事業のビジョンなども含め、私としては「メンバーズ一択」という結論になりました。

メンバーズエッジの仙台オフィスの様子。

鹿野 僕の入社は2017年8月で、メンバーズエッジ設立から4ヶ月後です。仙台出身で、もともとは東京のSIerに勤務していたのですが、家族の事情もあり、仙台に戻って自社Webサービスの開発担当として働いていました。ちょうど2017年の春くらいに、諸事情で仙台事務所がなくなってしまい、急な転職活動をする必要が出てきたんですね。エンジニアの根本には「自分のスキルを伸ばしていきたい」という気持ちがあると思うんですが、仙台のシステム開発業界の中で職を探そうとすると、なかなかエンジニアとしての成長が見込めないような仕事が多く……。そんな中でたまたま塚本さんと直接お話しする機会があって、メンバーズエッジでは大手企業の一次請けとしてできる仕事が豊富にある、上流工程にも参画できる、新しい技術にも触れられると聞きました。やはりそこが、地方のエンジニアとしては魅力的なお話でした。できたばかりの会社で多少不安だったんですけど(笑)、塚本さんが「エンジニア中心の会社を作るんだ」と断言してくれていたので、その一端を担えるところで力を発揮できればと思い、入社を決めました。

──北九州オフィスでも同じような思いで転職してきた方がいるのではないかと思います。メンバーズエッジに転職された方の以前の経歴は、お二人と同じケースが多いのでしょうか?

平野 拠点にもよりますが、比率としては元SIerがやっぱり多い気がしますね。仙台オフィスの場合は、年齢層は30代半ばで、結構痛い目に遭ってきた人がいます。東京から地元の仙台に戻ってきて就職したら、出張で東京に行かされて、すぐ戻れるはずが戻ってこられなかったりとか……。そういう人にメンバーズエッジが刺さっている感じはあります。社内SEをずっとやってきた人の場合は、どうしても一人で同じ業務を続けざるを得ないのでチーム開発や新しいことに取り組みたい。パッケージ開発系の会社から来た人の場合も、どうしても古い技術が多いので、最新の技術に触れたい。転職理由としてそこに魅力を感じるのは間違いないですね。

──2018年4月現在4ヶ所に拠点がありますが、それぞれのエンジニアの人数はどれくらいでしょうか。

塚本 仙台オフィスが一番多くて、16人です。北九州オフィスが11人、東京オフィスが6人、鯖江に1人います。

──多拠点でエンジニアが多いと、会社共通の風土は生まれにくいのでは……?と思ったのですが、メンバーズエッジのエンジニア文化について教えていただけますか?

鹿野 エンジニアが多数なので、やはりスキルが重視されますね。「スキルがないとだめだよね、みんなでレベルを上げていこうぜ」というのが基本的な雰囲気です。その上で、拠点ごとで特色が異なります。仙台は先ほど言った通り30代が多く、北九州は20代の若い人が多いですね。

──仙台のお二人からは、拠点ごとの特色はどう見えていますか?

鹿野 北九州はやる気いっぱいの「アツい男が多い」です。若手が多い分、どんどん成長している雰囲気を感じますね。仙台の場合は家庭を持っている人が多く、プライベートと仕事を両立する働き方が重視されているイメージです。案件やプロジェクトによっては忙しい時期もあるんですが、そういう中でも「子どもの調子が悪い」「家族が熱を出した」などの理由でサポートが必要なときは、お互いに助け合う。ある程度の余裕を持って働こうという雰囲気があります。

平野 メンバーズエッジ全体としては「基本的に真面目な人が多い」と思います。物事に対して一生懸命に取り組み、周囲の人間を思いやるという人が集まっています。「楽して稼ごう」みたいなタイプはいないし、他人を蹴落としてでも上に行くような人もいません。みんな一丸となって取り組むスタイルを全員が持っていると感じます。採用に関わっていても、そういう部分に共感してくれた人が入社に至っていますね。仙台なら家庭の事情を思いやりながら仕事しますし、北九州ならチーム内の若い人同士で助け合ったり、切磋琢磨したり。人によってスタイルは違っても、ベースは共通していますね。

──メンバーの入り口である採用において、大事にしているところは何ですか?

平野 エンジニア採用なのでスキルを見るのはもちろんですが、最終的な判断材料は「一緒に机を並べて仕事をしたいかどうか」です。「うそをつく」「見栄を張る」といった感じではなく、自分のあるがままを見せてくれるような人、真面目な人が自然と集まってくれるのかなと思います。

■ 「生涯エンジニア」を支えるための教育・育成制度

──最初に「生涯エンジニア」「そのための教育制度」というお話がありました。実際にエンジニア教育で取り組んでいらっしゃることを教えてください。

平野 社内統一の開発スキル模試を半年に1回実施しています。簡単な問題から難しい問題まで、エンジニア全員に私から課題を出して、コードを書いて提出してもらいます。それを採点して、レビュー結果を付けて全員に公開します。給与査定には影響しません。全員が他の人のコードを見られるので、スマートなコードの書き方が学べるんですね。

──平野さんが全部担当しているんですか?

平野 はい。32人分一斉に課題を出して、32人分コードレビューをしています。

──かなり大変なのでは……?

平野 模試の仕組みを考えたのは僕ですし、エンジニアの組織作り・育成システム担当のマネージャーとして、非常に力を入れているところなので。一人ひとりのコードを読むことで自分自身も気付くことが多いです。

──案件によって使用する技術や環境も異なると思いますが、その辺りはどう設計しているのでしょうか?

平野 まず、言語は自由です。好きな言語、一番得意な言語で書いてほしいと伝えています。もちろん案件で手がける言語が中心にはなりますが、言語を絞ると人によって得手不得手が出てきてしまうので。重要視しているのは基本的なロジックの理解や、コードを書く能力です。ロジックの力は、エンジニアとして難易度の高い仕様を手がけるときにはどうしても必要になります。きれいなコードでなくても動くことは動きますが、そのままの力では、業務で厳しい仕様が来た場合にすぐには対応できません。「生涯エンジニアを目指すのであれば、そういうロジックの理解力も高めていきましょう」という指針を形にしたのが社内模試ですね。

──エンジニアの育成に際し、「得手不得手」の不得手に対するフォローはどうしていますか?

平野 実際の案件で必要な内容は、現場のチームで勉強会をしています。新しい言語であれば自己学習と併せて進めてもらうという形ですね。案件に入る前にその分野の知識がなければ、最初に2週間~1ヶ月程度の研修を実施しています。

──かなり仕組みが整っているんですね。

平野 制度設計をしながら、いろいろと実施している途上という感じですね。

──「ここをもっとこうしたい」という課題は見えてきていますか?

平野 これまでは、初学者・若手で技術が足りない人を対象に、集中的にスキルの底上げをすることに注力してきました。4月からは、中堅クラスのエンジニアがさらに学習するためのサポートを始めます。技術力以外の分野、例えばお客様とのコミュニケーションスキル、進行・調整能力など、システム開発全般に関わる大事なポイントを含めて底上げしていきたいですね。各個人のスキルマップで足りないものを順番に埋められるように考えていきます。

東京オフィスにある、広々としたセミナースペース。各拠点から出張で来た人がここに集まることも

■ 遠隔でも、クライアントと円滑なコミュニケーションができるように「一緒に環境を作る」

──クライアントが東京の企業中心となると、業務における意思疎通も遠隔になりますよね。アジャイル開発や遠方とのコミュニケーションに際し、クライアントに対してはどう対応しているのか、工夫するポイントを教えてください。

平野 遠隔でお客様と一緒に開発を行うには、やはりコミュニケーションスキルが重要になってきます。案件のスタート時は、こちらから丁寧に説明して、お客様にも協力していただきながらコミュニケーションの基盤を作っています。

鹿野 僕が今担当している案件の場合ですが、最初の1ヶ月はお客様のオフィスに常駐させていただき、今後の業務の進め方、コミュニケーション方法などを確認します。他にはハングアウトなどですぐテレビ会議ができる準備をしておく、自席での会話のためにイヤホンや指向性タイプのマイクを準備するなど、お客様と相談しながら、遠隔でも楽にコミュニケーションする方法を作り上げ、今でも都度改善しています。

──最初からクライアントを巻き込むんですね。

鹿野 はい。コミュニケーションは直接話すのが一番良いと思います。ですが、メンバーズエッジの開発スタイルとして「それはできない」とあらかじめ伝えており、「直接のコミュニケーションと同等の開発しやすい環境を一緒に作っていきましょう」と提案しています。社内でも、塚本さんをはじめとした社員間で遠隔コミュニケーションのアイデアを出し合ったり、遠隔コミュニケーションに適したデバイスの使い方を共有したり。僕自身も新しいデバイスが発売された場合はチェックし、お客様を含めたチームメンバーが開発しやすくなる方法を常日頃考えています。

──社内のコミュニケーションで苦労していることはありますか?

平野 業務を進める上では、特に拠点が離れていても影響はありません。ただ、目標設定や評価、本人のやりたいことなどは、実際にきちんと対面で話す必要があります。そのため、遠隔のコミュニケーションと個別のフィードバックやヒアリングは使い分けをしています。

──個別に対面で、となるとオフィス間の移動頻度が高そうですね。

平野 そうですね。月1回は確実に各オフィスを回って1on1で直接会話します。意外とどの拠点も移動しやすいんですよ。仙台~東京間は1時間半ですし、仙台~北九州も飛行機で移動しやすい。画面越しでももっとリアルの会話に近づいて「相手がそこにいる」という感じになって、緊張感も持たせられる状態になれば、遠隔での1on1でも済ませられるかもしれませんが、センシティブな話の最中に機材のせいで「今なんて言ったの?」ということになってしまうのはよくないので……。今はまだ「直接会って話す」が大事ですね。

■ 拠点をどんどん広げていく。メンバーズエッジが目指す「多様な働き方」「高い技術力」の二軸

──多拠点でもスムーズな業務が可能なことをここまで伺ってきました。とはいえ、先ほどの1on1のように多少のデメリットは存在するかと思いますが、いかがですか?

平野 拠点が離れていると、ちょっと何か話すだけでもテレビ会議などでつながないと話せない、コミュニケーションの手段が限られるというのはどうしてもデメリットになりますね。同じ拠点であれば「ちょっとちょっと」と気軽に話しかけるだけで済むんですけど。逆にそういう状況だからこそ、対面での打ち合わせの機会は無駄にできないので、効率的なやり方で工夫を凝らしていくという意味では、単なるデメリットだけではなくて業務へのメリットにもなり得ると考えています。

鹿野 お客様が東京にいらっしゃる以上、「隣にいる」よりも密な関係での開発は、遠隔ではどうしても難しいんですね。ですが、改善は可能ですし、これからはますますリモートワークも一般的になります。リモートワークのための機器やツールがどんどん拡充され、ごく近い将来、現時点でのデメリットは、技術の進歩によってデメリットではなくなってしまうだろうなぁと感じています。

──お二人が仙台で暮らしながらメンバーズエッジで働く中で、普段考えていることをお聞かせください。

仙台オフィスで語り合うお二人。

平野 仙台は非常に暮らしやすい街です。東京出張で晴海のオフィスに行く際に通勤ラッシュを経験しますが、やはりあれは仙台人にとっては厳しすぎます(笑)。毎日平気なのかな?とつい思ってしまいますね。仙台には、地下鉄は東西線・南北線の2本しかありませんが、ラッシュの時間帯でも東京よりは殺伐としないですし、乗っている時間も短いです。通勤時間はだいたい30分くらいですね。コンパクトシティだけど東京にあるものと同じものがそろっています。ほどよく、過ごしやすく、いろいろ楽で便利ですね。

鹿野 今は自分が通っていた小学校の近くに一戸建てを購入して住んでいます。僕は東京が苦手というわけではなくて、楽しくて好きな街なんです。しかし、結婚して家族ができ、子育てをしようとなった時に、諸事情で地元に帰ることになりました。ただ、地元に住むことで、東京で想定した以上のメリットを今は感じています。特に子育て面では、僕と妻両方の実家が近いので、双方の両親が味方になってくれます。子供にとっても、頼れる大人が多くいる環境は安心できるのではと考えています。

──新しく入社する人が別の拠点の場合は、どのように迎えているのでしょうか?

平野 朝会で毎日各地をつないでいるので、自己紹介や挨拶などは普通にしています。でも、他拠点の新人歓迎会はないですね。「リモート飲み」をやっている人はいて、今まで2~3回開催されているんですが、すごく勧誘されるんですよ。

鹿野 僕も「リモート飲み」に興味はあります。次回の参加は決めているので、仙台オフィスでもこれから広げていこうかと!

──各拠点同士の異動・転勤などはあるのでしょうか?

平野 会社立ち上げのときに個人の希望を募りました。その後は特に事例はありませんが、個人の希望があれば受け入れますよ。

塚本 どの拠点であっても自分の意思で異動できるような制度を整えようとしています。4月にオープンした鯖江のオフィスに1年だけ勤めてみたい!という要望も実現したいです。

鹿野 地方での短期勤務は面白そうですね、もちろん鯖江にも興味あります! 海が好きなので、もし沖縄に拠点ができたら移住も視野に入れるかもしれません(笑)。

塚本 今後も全国に拠点を作ろうとしていますし、どこに住んでもいいという制度を準備しています。そして、せっかく拠点が複数あるので、会社の出張費用で移動できれば楽しいだろうと考えています。「年1回は出張5日分、理由なく行っていいよ」とか、「家族を連れていって1週間仕事して、その後はバケーションにしてもいいよ」とか。

──創業から1年がたち、今後はそれぞれのエンジニアのキャリアパスも描いていくかと思います。どのように考えていますか?

平野 エンジニアのキャリアパスは、作ろうとして、一度挫折して、また作ろうとしているところです。考えていくと「何をやる人なの?」「名称がイメージと合わない」など、いろいろ課題はありつつも考えている最中ですね。「生涯エンジニア」を掲げているので、リーダーやマネージャーという職種と、技術のスペシャリストが、きちんと同等に役職として進んでいけるようにしようとしています。その人たちのためのキャリアパスを用意します!(力強く)

──メンバーズエッジが今後目指そうとしている「働きやすいエンジニア組織」についてお聞かせください。

平野 組織という意味では、自然と「基本的にフラット」になっていて、エンジニアの裁量の幅が広いです。常にチームで能動的に動いていける状態の組織にしたいというイメージを描いています。

鹿野 エンジニアが中心の会社だからこそ、エンジニア自身が発信していかなければならないという責務は感じています。そのサポートを会社が率先して行ってくれるような組織にしていきたいですね。

──これからメンバーズエッジで働いてみたい!と考える方に向けて、メッセージをお願いします。

鹿野 エンジニアの味方になってくれる会社です。「こんなエンジニアに向いている」というよりは、個人の性格はどうでもよくて(笑)、キャリアに悩んでいる方、キャリアパスについて迷っている方におすすめです。自分も35歳のミドルエンジニアなので、今後のキャリアパス、目指すべきエンジニア像を考えているところです。もちろん自分1人で悩むのでなく、上長である平野も一緒にキャリアを考えてくれていますし、会社もどういったキャリアをエンジニアに与えられるか、真剣に考えています。「自分がこうなりたい」という部分をしっかりと理解し、受け止めてくれる会社です!

平野 知識欲が高く、いろいろなことをやってみたい人にはとても向いている環境だと思っています。ずっと同じことしかない、という会社ではありません。何か新しいことをやってみたいと思う人にぜひ来ていただきたいですね。

──メンバーズエッジでの今後の展望についてお聞かせください!

平野 「エンジニアが中心である」ということはぶれないです。幸せに働けるエンジニアを増やすためには、仲間の人数を増やす必要があります。人数を増やした上で、どこまでエンジニア中心でやっていけるかというのは、なかなかチャレンジングなことだと思っています。そのために、技術力を生かして、強みをきちんと作ります。今ももちろん十分な強みを持っていますが、現時点の強みだけではすぐに時代遅れになってしまうかもしれません。R&D、AI、ブロックチェーンなど、新しいチャレンジの領域はまだまだたくさんあるので、チャレンジをしていく会社でいなければならないと思っています。

鹿野 「エンジニアが幸せになれる会社」を実現するためには、たくさんの仲間が必要だと常々感じています。平野も言った通り、メンバーズエッジの規模をどんどん広げ、まずは同じ志を持つエンジニア仲間を集めたいですね。「日本一エンジニアが幸せになれる会社」を実現するためにも、自分のやるべきこと・できることに日々取り組みたいと思います。

塚本 我々は、「日本一エンジニアが幸せに働ける会社にする」「この10年で1,000人規模の人材が、自由な場所で働ける状態を目指す」と目標に掲げています。それを実現していくために、「どこでも働ける」「場所にとらわれない」「家族の近くで働ける」「地域とつながれる」などいろいろな要素があります。どれも心豊かに働くために大事なことです。

 そして本丸は、エンジニアのキャリアとしてスキルが常に身についていく、最新の技術に触れ続けられる環境だと思っています。日本で一番の技術者集団として、日本一のエンジニア教育プランを作りたいですね。そして、アジャイル開発の専門集団として、お客様を高い技術で支援するプロ集団を目指していきたいです。働く場所の多様性と両軸で、1年で規模を拡大できたので、2年目もどんどん投資していきます。

平野 「多様な働き方」「高い技術力」は両方セットでないと、エンジニアの幸せな暮らしは実現できないと思っています。どちらかのためにどちらかを犠牲にするケースはどうしても多いのではないかと思います。新しい技術を身につけるなら東京の会社じゃないとだめとか、地元で働く必要があるのに技術力を高められないとか……。そこをメンバーズエッジで両方実現していくことが、エンジニアの幸せに直結すると思っています。

──遠隔での取材、ありがとうございました! 仙台オフィスにも伺ってみたいですね。

メンバーズエッジでは、日本中で活躍できるエンジニアを募集中!
採用情報|株式会社メンバーズエッジ
メンバーズエッジが開発に参画しているSansan株式会社さんにもコメントをいただきました

事業の拡大に伴い、メンバーズエッジ様より5名のエンジニアさんに参画いただきました。

開始当初より事業部の文化を理解してもらい、想定より早いスピードでプロジェクトを立ち上げることができました。また、リモートでのコミュニケーションについては、メンバーズエッジ様のノウハウを共有いただき、メンバー間のコミュニケーションもスムーズに始められています。

おかげ様で、この新しいチームのスタートから2ヶ月後にありました大きめのリリースも、問題なく無事に終えることができました。

その後もチームとしては継続し、チーム開発で重要なスプリントごとの振り返りにおいてもプロダクトや組織に対して積極的に改善に取り組んでいただき、スタートから半年以上経過した現在でも漸進的にチームの生産性を高められていることが継続の利点としてあります。メンバーズエッジ様のスクラムプロセスに対する教育が徹底されていることを感じました。

スクラムチーム単位での開発体制の提案は、初期のチームビルドなどの課題について解決できる点が多くあります。さらなるスクラムチーム数の拡大をしたく今後とも期待しております。

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Sansan株式会社
Eight 事業部 開発統括責任者
宍倉 功一様

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文:宮島三緒