動物園の人気者としておなじみのジャイアントパンダですが、その生態については意外と知らないことも多いはず。「パンダは笹しか食べないの?」「パンダの名前が“繰り返し”になっている理由は?」など、パンダにまつわる素朴な疑問に迫ってみます。
■ パンダの基礎知識
黒柳徹子さんが名誉会長を務める「日本パンダ保護協会」のサイトや、パンダのマークでおなじみの環境保護団体「WWF」のサイトでは、パンダの身体の秘密、生活の特徴などを知ることができます。
▽パンダの基礎知識|日本パンダ保護協会
▽パンダの生態と、迫る危機について |WWFジャパン
<パンダはどこに住んでいる?>
ジャイアントパンダが生息しているのは、中国の四川省、陜西省などごく限られた地域の森林地帯です。単独行動を好み、発情期以外は基本的に“一人暮らし”をしています。
<今いるパンダの数は?>
2007年3月時点で、世界にいるジャイアントパンダの個体数は1,600頭を下回っています。中国では法の下に国レベルで保護されており、ワシントン条約でも商業目的の取引は禁止されています。
<パンダは笹しか食べないの?>
パンダといえば笹をムシャムシャと食べているイメージがありますが、キウイなどの果物や、まれに昆虫や小動物を食べることもあります。
<パンダは冬眠しない!>
漢字で「大熊猫」と書くことから熊のように冬眠しそうに思うかもしれませんが、パンダは冬になっても冬眠はしません。ちなみに1日あたりの睡眠時間はおよそ10~16時間です。
■ パンダの名前、“繰り返す”のはなぜ?
「リンリン」「トントン」など、パンダの名前は同じ音を繰り返すものが多いですよね。なぜこうした名前が多いのか不思議に思ったことはありませんか?
▽ パンダの名前は同じ音を繰り返すものでなければならないのでしょうか? ... - Yahoo!知恵袋
▽ パンダプロフィール|上野動物園のジャイアントパンダ情報サイト「UENO-PANDA.JP」
1972年、日本に初めてやって来たパンダの名前は、中国名のまま「カンカン」と「ランラン」でした。以来、日本でも同じ音を繰り返す中国風の名前が主流になったと考えられます。ちなみに中国では、繰り返す名前には日本語で言う“○○ちゃん”のような相手をかわいがるニュアンスが含まれているそう。2011年、上野動物園に新しくやって来たパンダの名前も、「リーリー」と「シンシン」に決まりました。ただし、パンダに名前を付ける際に“同じ音を繰り返す名前でないといけない”というルールはありません。
例えば和歌山県のアドベンチャーワールドで飼育されているパンダの名前は、「カイヒン(海浜)」「ヨウヒン(陽浜)」など後ろに「ヒン(浜)」が付くものが多いのが特徴です。このように、同じ音を繰り返さない名前のパンダもたくさんいます。
■ しっぽの色は? どんなふうに鳴く?
あまり知られていないパンダの秘密はまだまだあります。
▽ http://matome.naver.jp/odai/2129550621647605301
上記エントリーでも、パンダにまつわる豆知識がまとめられています。例えばパンダの“しっぽの色”は白か黒のどちらだと思いますか? イラストやぬいぐるみなどでは黒くなっていることもありますが、白い色をしています。
また意外に聞いたことがないのが“パンダの鳴き声”。パンダの鳴き声にはさまざまな種類があり、ヒツジや馬に似ていると言われることも。下記のエントリーでは、実際の鳴き声を音声で聞くことができます。
▽ 鳴き声で知る生き物たちの魅力とは?Webで見られる「鳴き声図鑑」 - はてなニュース
▽ パンダさんの鳴き声について教えてください。 猫の仲間なのでに… - 人力検索はてな
Title Photo by Chi King