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上手に描くコツはどこに?プロのマンガ家に学ぶ「絵の描き方」


■ササッと「似顔絵」を描くコツは?

本格的に絵を描くまではいかなくても、自分や友達、有名人などの似顔絵を短時間でササっと描けると楽しいですよね。まずはそんな時に参考にしたいこちらのエントリーです。

@nifty:デイリーポータルZ:絵が苦手でもイラストを描く方法
こちらは絵が苦手だという筆者が、べつやくれいさんら3人のイラストレーターに似顔絵を描くコツを教わるという企画。どうやら、イラストレーターの人たちの絵には次のような特徴があるようです。

  • すっきりと見やすく描いている。
  • 特徴を見ようとしている。
  • 大きな特徴さえ押さえれば他は捨ててもOK。
  • 楽しんで描いている。

上手な人の似顔絵を見ると、無駄な線がなくすっきりしていることがわかります。またメガネやヒゲといった特徴を見逃さないのもポイント。メガネが印象的な人なら、メガネを上手く描くように意識したほうが似る場合もあります。そして何より“楽しんで描く”ということも大切。べつやくさんによる「柿ピー」だけで作った似顔絵にも注目です。

■めったに見られない“プロの作業風景”を覗いてみよう

続いては、プロのマンガ家の作業風景を動画で見られるこんなエントリーです。普段読んでいるマンガが、実際にどんな風に作られているのか気になりますよね。

<森薫さん>
コミックナタリー Power Push - 乙嫁語り / 森薫
こちらは『乙嫁語り』などで知られるマンガ家の森薫さんの作業風景です。下書きからペン入れ、トーン貼りまで、完成までの一連の行程を動画で公開しています。ペン入れや背景までは全て自分で行うという森さん、その繊細な描写には思わず見とれてしまいます。各工程で森さんが気を付けているポイントや、使っている道具について触れられたインタビューも必見です。

一番最初の下書きの様子がこちら。ペン入れ〜完成までの様子は、上記エントリーから見ることができます。

YouTube- 森薫「乙嫁語り」の現場から その1:下書き


<たかちひろなりさん>
プロの仕事を拝見!マガジン連載の漫画家が作画風景を動画サイトにアップ - はてなブックマークニュース
こちらは先日はてなブックマークニュースでご紹介した、週刊少年マガジンで『課長令嬢』を連載中のマンガ家、たかちひろなりさんの作業風景。ネームから下書き、そしてペン入れと進めていく様子を見ることができ、特にペン入れでの細かく丁寧な作業は、さすがプロという印象です。


YouTube- 担当に無理やり撮られながら週マガの原稿描いてみた

■あなたもゴルゴが描ける!?さいとう・たかをさんの劇画講座

最後にご紹介するのは、「ゴルゴ13」でおなじみ、日本のマンガ界に「劇画」というジャンルを確立させたマンガ家、さいとう・たかをさんによる劇画講座です。

さいとう・たかを 劇画講座
こちらはさいとう・プロの公式サイト内にある「さいとう・たかを 劇画講座」というコンテンツ。劇画初心者に向けて、道具選びのポイントから鉛筆によるデッサン、人物のパーツごとの描き方、構図、コマ取り、背景、画面の効果に至るまで、かなり詳細に解説されています。基礎となるデッサンから学べる内容になっているので、劇画に限らず、絵を描きたいという人はぜひご覧下さい。


練習ももちろんですが、上手な人の作品を見たり、描いている様子を見ることも大切ですよね。「プロを目指すほどではないけど、ちょっと絵が描けるようになりたい!」という人も、ぜひこれらのエントリーも参考に、今日から始めてみてはいかがでしょうか?


Title Photo by kreg.steppe

文: 飯塚朋子

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