布団を干したばかりの日は、いつも以上にぐっすり快適に眠れますよね。実は布団の干し方には、種類によって違いがあるのをご存知ですか?正しく干さないと、布団の寿命を縮めてしまうこともあります。そこで今回は、「布団の干し方のコツ」をご紹介します。
■最適な頻度や時間は?
あなたの家では布団をどのくらいの頻度で干していますか?実は、干しすぎるとかえって布団を傷めてしまうこともあります。
▽正しい布団の干し方 | nanapi[ナナピ]
▽お布団干しのワンポイント、石野ふとん店
▽ふとんは毎日干さない方がよいってホント? (Excite Bit コネタ) | エキサイトニュース
これらのエントリーによれば、最適な頻度は次の通り。布団の素材によって異なります。
- 綿布団:週に2回、3〜4時間程度。
- 合繊布団:週に1回、2〜3時間。
- 羊毛布団:月に2回、2時間程度。(陰干し)
- 羽毛布団:月に1回、夏場は30分、冬場は1時間程度。(陰干し)
布団を干す一番の目的は、溜まった湿気を逃がして乾燥させること。できるだけ湿度が低く、風通しが良いよく晴れた日を選んで干しましょう。干すのに最適な時間帯は、比較的湿気の少ない午前10時〜午後3時頃とされています。
干す際はカバーはかけたままにし、途中で裏返して両面を干すようにします。また干した直後の布団は太陽の熱をたっぷり含んでいるので、取り込んだ後は余分な熱を冷ましてからしまいましょう。
■布団を叩くのはNG?
布団を干す時に使うアイテムとしておなじみの「布団叩き」。しかし実は干している布団を“叩く”のは良くないというのをご存知ですか?
▽よくある質問: ふとん叩きは何のためにあるの?
▽お布団はふかふかが気持ちいい♪ - [家事の知恵]All About
布団の表面についたホコリは、手やブラシで払う程度で充分。中に潜んでいるダニも日光に当てる事で死滅するので、ホコリやダニを落とすのに布団を叩く必要はありません。強く叩きすぎると、かえって生地や中綿を傷めてしまいます。取り込む際は手やブラシなどで表面を払うか、布団ノズルの付いた掃除機でホコリを吸い取るのがオススメです。
■どうしても干せない場合はどうする?
布団を干すスペースがない、昼間は家にいないなど、「どうしても布団を干せない」という場合はどうすればいいのでしょうか?
▽布団の正しい干し方:布団情報サイト「おふとんの人」
こちらのエントリーでは、布団を干せない場合に気を付けたいポイントを次のように紹介しています。
- できるだけ毎日、布団をめくって湿気を放出させる。(今日は足下側、明日は頭側と、毎日交互にめくると効果的。)
- 干さなくていい布団を使う。(羽毛布団や羊毛布団など、部屋の風通しを良くしておくだけでいい布団を選ぶ。)
- クリーニングに出して丸洗いする。
干せない場合も、湿気を逃がす工夫をしてみましょう。また羽毛布団や羊毛布団なら、綿布団のようにこまめに干す必要はありません。綿布団を使っていてどうしても干せない場合は、専門の業者に丸洗いしてもらう方法もあります。
布団を干す際は、同じく汗などの水分を吸収している「枕」も一緒に干すようにして下さい。正しい干し方をマスターして、愛用の布団をできるだけ長く使いたいですね。
Title Photo by dakotaduff