早川書房のSF専門誌『S-Fマガジン』が、6月25日(土)発売の8月号でボーカロイド「初音ミク」を特集します。山本弘さん、野尻抱介さん、泉和良さんによる小説をはじめ、エッセイや制作スタッフのインタビューを収録します。
▽ S-Fマガジン2011年8月号:ハヤカワ・オンライン
特集では、“世界的な人気を得るにいたった日本発の「歌姫」、初音ミクのSF的想像力に迫る"そう。以前から初音ミクのファンであることを公言しているSF作家の野尻抱介さん、初音ミクの生みの親であるクリプトン・フューチャー・メディアの佐々木渉さんなど、縁の深い顔ぶれが参加しています。特集内容は以下の通りです。
- 小説
- 「喪われた惑星の遺産」 山本弘
- 「DIVAの揺らすカーテン」 泉和良
- 「歌う潜水艦とピアピア動画」 野尻抱介
- インタビュー
- 佐々木渉
- 内海洋
- 前山田健一
- エッセイ
- 「ミライのクルマ――未来派からミクへ」 飯田一史
- 「初音ミク、その越境するキャラクター的身体について」 濱野智史
- 「初音ミクを縛るのは誰?――ヴォーカロイドを巡る法律問題」 小倉秀夫
- 「しまった!~または、ボカロ現象に、今からでも遅くない、SF大賞メディア部門賞を!」 難波弘之
- 初音ミク・イラストレーションズ・ギャラリー bob / usi
『S-Fマガジン』8月号の価格は940円(税込)。キャラクターデザインでおなじみのイラストレーター、KEIさんによる表紙の描き下ろしイラストが目印です。