毎年この時期になると、街で見かけるリクルートスーツ。目的地へと急ぐ彼らの表情はどこかこわばっている。会社説明会か、筆記試験か、あるいは面接か。5月の中頃になると身の回りに内定者が現れ始め、まだ内定をもらっていない就活生は焦ります。その中には嫌になって就職活動をやめてしまう人も。そんな就活生へ、先達からのメッセージ。
大事なのは「就活をやめないこと」
内定をもらうために必要な、たったひとつのこと - GoTheDistance
内定を手にするために必要なことは何だろう。自分の就職活動を思い返し、学生の身になってアドバイスされています。この記事でいう「内定をもらうために必要な、たったひとつのこと」とは就職活動をやめないこと。「あきらめずに道を探し続けよう。人生は一本道ではないのだから」と、就活生へエールを送ります。
自分の居場所を考える
いい学校、いい会社に入る意味と、自分の頭で考えることの重要性 - 雑種路線でいこう
この記事では前半に「受験」、後半に「就職活動」が語られ、その過程で幾つかの生き方が紹介されます。その後に綴られるのが次の言葉。「どこに居場所を見つけるかは自分の頭で考えなきゃならない。学校は君たちのためにあるが、会社や社会はそうじゃない」。厳しくも温かい言葉です。
道はいくつでもある
H-Yamaguchi.net: 「ナンバーワン」でも「オンリーワン」でもない学生の皆さんへ伝えたい3つのこと
筆者は、自己PRで苦しむ学生をみて「企業は、優秀な人材を求めている。しかし、だからといって『ナンバーワン』や『オンリーワン』ばかりを探しているわけではない」とアドバイスします。そして、「世の中『特別』な人なんて、実際のところほとんどいない」とも。取り柄が無いと悩む学生にとって、心強い言葉です。
企業選びの際に消費者目線になりがちな就活生に対しても、「学生が名前を知ってる企業、『入社したい』と思う企業なんて、ほんの一部だ。そのほかにもすぐれた企業、すごい企業、ユニークな企業はたくさんある」と警句を発しています。筆者は最後に、就職活動がうまくいかなかった場合にも言及します。道はたくさんあるのです。
面接は能力の問題ではない
緊張しつつ受ける面接。相手の面接官はどんなことを考えているのだろう。その一例を。
就職活動中の学生さんに知ってほしいこと - 極北データモデリング
面接で落ちると、自分を否定されたように感じます。それに対して、この記事の筆者は「運悪く紙一重で落ちただけ」だと述べます。そして、「応募者が合格ラインを超えているなら、その人を採るか採らないかは、応募者の能力の問題ではなくて、面接担当者の甲斐性の問題」とも。こうした選考の過程の一例を知れるのはありがたいですね。
人事担当の方に聞いてみました
人事の方がどんな心持ちで採用をしているのか知りたくて、はてなの人事担当平村さんにお話を伺いました。平村さんは学生と接するとご自身の就職活動を思い出されるようで、「熱心に書いてくれたエントリーシートを読んでいると情がわきます」と顔をほころばせていました。
「選考から外れたからといって、能力が劣っているのではありません」と、平村さんはおっしゃられます。たくさんの応募の中には、評価が高くても採用に至らない場合もあるそうで、「採用人数枠」「新卒に求める経験や方向性」「社風」といった、応募者の能力とは直接関係のない要因で合否が決定されることもある。だから、自信をなくさないで欲しい、と。「思いは必ず伝わります。前を向いて自分らしい就職活動を頑張っていただきたいです」と就活生にエールを送っています。
負けないで、就活生!