子どもの頃、家族に読んでもらった絵本。大人になったいま再び読んでみると、当時とは別の興奮を味わうことがあります。そうした、子どもだけでなく大人も楽しめる絵本はどうやって探すのでしょうか?そして、その本を子どもにどう読み聞かせばいいのでしょうか?「絵本の選び方・読み聞かせの仕方」をご紹介します。
口コミを参考にする
絵本選びの際に参考にしたいのが、今まさに子どもに読み聞かせをしているお父さん・お母さんの感想。
絵本ナビは絵本のポータルサイトで、子どもを持つお父さん・お母さんの口コミが豊富です。年齢別にオススメの絵本が紹介されるほか、投稿された感想の多い順に並べられる「レビューランキング」や評価スコアが高い順に並べられる「評価ランキング」が充実しています。現在、レビューランキングでは『はらぺこあおむし』が、評価ランキングでは『かえるをのんだととさん』が1位でした。
このサイトは絵本だけでなく、児童書、紙芝居、図鑑、育児グッズなども紹介されているので、子育ての参考になりそうです。
- 作者:日野 十成
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2008/01/25
- メディア: ハードカバー
テーマを決める
絵本を選ぶ際は、子どもに伝えたいテーマを決めると選びやすいかもしれません。
わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 子どもに死を教える三冊
このエントリーでは「死を教える」をテーマに3つの絵本が挙げられています。子どもに「自分の死を考えぬいて、自分の生を決めて欲しい」という思いから選ばれたのは『ミッフィーのおばあちゃん』『100万回生きたねこ』『わすれられないおくりもの』の3冊です。
- 作者:佐野 洋子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1977/10/19
- メディア: 単行本
- 作者:スーザン・バーレイ
- 出版社/メーカー: 評論社
- 発売日: 1986/10/01
- メディア: 大型本
読み聞かせ
納得のいく本を選んだあとは、子どもに読み聞かせ。
このエントリーでは「絵本を読むとき、子どもは情報を求めているわけではありません。親といっしょに過ごすひとときの中に、毎日の繰り返しを味わい、ファンタジーの翼を広げるときを喜んでいるのです」という言葉が序文に書かれ、絵本を読み聞かす際のヒントになる言葉がちりばめられています。きっと、子どもと過ごす時間を大事にしたいと思えるはずです。
自分が読み聞かせをしてもらった記憶は薄れています。しかし、当時読んでもらった本を手に取ると、若かりし家族の姿が目に浮かぶ気がします。以上の「絵本の選び方・読み聞かせの仕方」を参考に、子どもとの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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