8月に、ネット専業の生命保険会社、ライフネット生命のPR対談記事がこのはてなブックマークニュース上で公開されました。ネットユーザーにライフネットの理念を知って欲しいという思いで行われたこの対談には、おかげさまでたくさんのご意見が寄せられました。そこで、対談にもご同席いただいたマーケティング部の松岡洋平さんにそれに対する感想やコメントをもらうことに。また、人力検索はてな上で行われたアンケート結果や、はてなブックマーク数から見るライフネット生命の注目記事なども紹介します。
出口社長対談記事の感想
第一弾として公開されたライフネット生命のPR記事の中では、ライフネット生命の出口社長に、株式会社はてなの、創業時からのスタッフ近藤令子が「保険って何? 本当に必要なの?」という疑問をぶつけました。
[PR]「保険はチャレンジする若者のためにある!」 ライフネット生命出口社長に訊く(第一回)
松岡さん:「対談がいきなりハトの話から入ったのは想定外でしたが、ライフネットにははてなさんのファンも多く、以前から同じ志をどこかに感じていたので、今回こうしてはてなのサービスを常に見つめている近藤令子(id:reikon)さんとの対談が実現したことを非常にうれしく思います。
『保険は難しい』という既に作り上げられたイメージをいかに打破していくか、ということが大きなチャレンジでもありますので、保険の成り立ちを含め、基本的なことをどれだけわかりやすくお伝えできるかという課題には今後もしっかりと向き合っていきたいと思います」
保険の本来の目的を明らかにすれば、伝えたいことは必ずシンプルで明快になってきます。誰でもかれでもとにかく今すぐ入ってくださいではなく、そのサービスを買う必要がない人も必ず存在しますよね。生命保険はどんな状況の人に最も必要で、最低限の額とはどれくらいなのか?というお話は、具体性があり理解しやすかったと思います。それ以上に出口社長の熱い思いと行動力を感じることもできました。
はてなブックマークのコメントに回答
また記事にははてなブックマークコメントでもたくさんの意見が寄せられました。その中の生命保険全体や商品に関わる質問について、回答やアドバイスをいただきました。
Nagise
『野暮かもしれないが3年喪に服すとしても、その間いなくなったパートナーの生活費はかからないわけだから、パートナーの年収の3倍も必要ないんじゃなかろうか。PRもここまで書かれていると読む気が起きるな』
松岡さん:「確かにそうですね。出口のお話したものは、ざっくりとした仮定の話でもあるので、もっと詳しくお知りになりたい方はシミュレーションをお試し下さい。また背景となる計算方法もご参照いただければと思います」
toguo
『今のと見比べてみるかなあ』
松岡さん:「ライフネットでは他社商品との比較ページもご案内していますので、ぜひご利用ください」
色々な資料や計算方法がライフネット生命のHPでは公開されています。今の保険料高いんじゃないかなあと少しでも思っている方は一度HPを覗いてみてはいかがでしょうか? 最近では、多言語対応にも取り組んでいるんだとか。
ライフネット生命のはてなユーザー内の認知度は?
また人力検索では2009年6月10日~17日、2009年8月20日~26日に「「ライフネット生命保険ご存じですか?」という同じ内容のアンケートを二回実施しました。その結果は以下の通り、2ヶ月の間に13ポイントアップしています。
ライフネット生命保険ご存じですか?(6月10日~17日実施) | |
---|---|
はい | 16%(131票) |
いいえ | 84%(674票) |
ライフネット生命保険ご存じですか?(8月20日~26日実施) | |
---|---|
はい | 29%(205票) |
いいえ | 71%(499票) |
松岡さん:「16%から29%と上がったことを非常にうれしく思います。
昨年開業したばかりのライフネットにとって最大の課題は認知度です。公開アンケートによれば、現時点では業界で最下位となっています。
当たり前のことですが、新しい会社ならばどこも最初は知られていないので、まずは感度の高いはてなユーザーに知ってもらい、いろいろな反応を得ながらよりよい会社にしていきたいと思います。ライフネットはまだよちよち歩きで、保有契約件数もこの8月に1万件を超えたばかりですが、ただ会社の名前を知ってもらうだけでなく、どんな会社なのか、どんな思いで作られた会社なのか、そしてどんな人がやっている会社なのか、ということをこれからも伝え続けていきたいと思います」
色んな意味で直球勝負な質問を……。これでポイントが下がっていたら完全に責任者丸坊主決定……だったのですが、結果を見ると、ライフネット生命の認知は着実に上がっています。固定概念にとらわれず、自分の力で最善を探し出すのが好きなネットユーザーから認知されつつあるようですね。とはいえ、名前を知られることは最初の一歩。本当に自信を持って人にも勧められる商品であり続けるのは大変なことです。ライフネット生命が全てさらけ出すことで賞賛も批判も含めあり方を世に問うているのであれば、それをサボってないか、当初の目的から外れていないか、私たちが厳しい目で見ていくことも大事ですね。
はてなブックマークから見るライフネット生命注目記事
最後にはてなブックマーク上では、ライフネット生命についてのどんな記事が注目されているか調べてみました。
「ライフネット生命」キーワードを含む記事ではてブ数第一位!
2008年12月、ライフネット生命立ち上げの直後の記事です。
生命保険の原価開示ということが、業界にとってどれほどのタブーで、どんなに強いインパクトを与えたか分かりますね。
コメントも「いいぞもっとやれ!」など応援するものが多く見られます。
出口社長のブログ、はてブ数第一位!
デグチがWatch 出口の真っ正直インタビュー 小飼 弾 編
出口社長と小飼弾さんの対談! 意外性があるようでまったくない納得の組み合わせ! 同じような考え方をするタイプの方で、違う業界を専門分野にするお2人がテンポよくお互いの意見を飛ばしあっている様子は、読んでいてとてもポジティブな気持ちにさせてくれます。切込みやそれに対する返しも的確でためになります。この記事の約一年後にもまた対談記事をアップされています。一年前より打ち解けた雰囲気も写真から伺えますね。
というわけで、色々な切り口でライフネット生命について見てみました。いかがでしょうか。やはり自分の声がダイレクトに届くのがネットのよいところ。今回はサービスに関わるご質問に松岡さんのコメントを頂きましたが、他頂いたコメントに関しても見直すべきところは見直してPR記事に役立てていきたいと思っています。今後もライフネット生命について、「本当に知りたい○○について教えてほしい」などなどご意見ご質問があれば、はてなブックマークコメントやトラックバックなどでお寄せください!
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