任天堂は、Wiiのインターネット接続率向上に向けて、これまで有償提供してきた専用ブラウザ「インターネットチャンネル」の無償提供開始、また友だちのWiiのネット接続を手伝うと、特定のバーチャルコンソールがダウンロードし放題になる「手助けマイスター」サービスを実施することを発表しました。
ニュースリリース:2009年9月1日
「インターネットチャンネル」は、Operaをベースとして作られたWii専用のインターネットブラウザ。2007年7月1日から500Wiiポイント(1ポイント=1円)で有償提供していましたが、全てのWiiユーザーがインターネットチャンネルを利用できるようになれば、Wiiをネットに接続するきっかけになるのではないかと考え、本日から無償配信されることが決定されました。なおこれまでに有償購入していた人も、2009年10月21日(予定)から年末の間に、500Wiiポイントのバーチャルコンソールのファミコンソフトが一本プレゼントされるそうです。
また、2009年3月26日より実施していた「Wiiネット接続できる人ができない人を手助けして500Wiiポイントを両方がもらえるキャンペーン」(手助けキャンペーン)に加えて、接続を手伝ったWiiの台数によって特定のバーチャルコンソールのソフトをダウンロードし放題とする「手助けマイスター」サービスの実施が発表されました。接続台数による違いは以下の通りです。
- 手助けマイスター10(10台接続):バーチャルコンソールのファミコン用任天堂自社ソフトをダウンロードし放題
- 手助けマイスター20(20台接続):バーチャルコンソールのファミコン、スーパーファミコン、ニンテンドウ64用ソフト全てをダウンロードし放題
「手助けマイスター」の開始予定は2009年10月21日。岩田社長の会見動画によると、(今回の施策によって)「手助けの輪がますます広がることを期待している」とのことです。
はてなブックマークのコメントでは、特に「手助けマイスター」サービスに対して「すごい」「太っ腹すぎる」といった驚きの声や「そんなに接続できなくて困っている人を探せない」「(20人を探すのは)どうすればいいんだ!」といった声の他、「接続にお困りの方はいらっしゃいませんか!」といった手助け相手を募るコメントなどが書き込まれています。