ふと気づいたら側にいる、黒光りする「あの虫」。北海道と長野県には少ないということを聞きつけて本気で移住を検討したり……。「あの虫」のことを好きだという人には会ったことがありませんが、実は「あの虫」が害虫として嫌われるようになったのはつい最近のことだそうです。
ゴキブリが「害虫」になったのは戦後のことだったのだ! - Nothing Upstairs
この記事では、「害虫の誕生―虫からみた日本史 (ちくま新書)」という新書を紹介。この新書によると、ゴ○ブリが害虫として扱われるようになったのは戦後、特に食物が豊富に揃い冬でも暖かい環境が普及し始めた高度成長期以降のことだったそうです。「地方によっては憧れの対象であったところもある」ということも紹介されています。現代ではあまり考えられない光景ですね……。
ちなみにこの新書自体ではゴキ○リの対処方法は書かれておらず、日本の近代史を人間と害虫の関わりという視点から見つめ直した内容とのこと。はてなブックマークでは「面白そうだから読んでみよう」「(自分も読んで)これ面白かった」といったコメントが付けられています。同時に紹介されていた「ゴキブリ取扱説明書―ドクター青木式・究極の退治マニュアル (ダイヤモンド社)」にも注目が集まっています。
本当に困っている人のためのゴキブリ取扱説明書―ドクター青木式・究極の退治マニュアル
- 作者:青木 皐
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2002/04
- メディア: 単行本