映画制作・配給会社「シネカノン」と映画館運営を担当していた「CQNシネマズ」の2社が、1月28日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請しました。
▽大型倒産速報 | 帝国データバンク[TDB]
帝国データバンクが発表した大型倒産速報によると、負債額は2社合わせて約47億300万円に上るそうです。
1989年12月に創業以来、韓国映画「シュリ」(2000年)や映画賞を総ナメにした「パッチギ!」(2005年)など、クオリティの高い映画を配給してきたシネカノン。しかし、爆発的な人気となった「フラガール」以降はヒット作品が生まれず、また韓国進出の失敗、興行・飲食部門の不振、JDC信託によるファンド資金流用が発覚・資金繰りの悪化などが重なり、今回の民事再生法適用の申請に至ったようです。
1月29日13時現在公式サイトでの発表はありませんが、たくさんの良作を世に送り出してきた会社だけに今後の展開が気になります。