冬になると本格化するのが、あかぎれやひび割れなど、手のトラブル。空気の乾燥、食器洗い、掃除、手洗いなど、原因はわかっていてもなかなか改善しづらいですよね。そこで今回は、日常生活で心がけたい、手荒れの予防とハンドケアの方法をまとめてみました。
■正しい手洗いで手荒れ防止!
新型インフルエンザが流行し、手洗いうがいの慣行が呼びかけられた昨年。その影響か「手の洗いすぎ」による肌荒れ患者が増加しているようです。
▽インフルエンザ予防の手洗いで手荒れが急増、正しい洗い方は? - ライフ - 日経トレンディネット
上記のエントリーでは、ウイルス感染も予防しつつ、手も荒れないよう、石鹸の使い分けを推奨しています。外出から帰ってきた場合は殺菌作用のある石鹸をつかい、食事の前やトイレのあとは水洗いか、低刺激の石鹸を使うのがポイント。また水の温度も重要で、高温は手の皮脂を奪い、低温は血液の循環を悪くしたり、手洗いが不十分になってしまうおそれがあるため、ぬるま湯での手洗いがベターとのこと。オフィスやデパートに備え付けられているハンドドライヤーも手を乾燥させるので、長時間の使用は控えて。手洗いのあとはハンドクリームを塗って、失った油分を補いましょう。
■日常生活での予防法
手洗い以外にも、日常生活を送っていると、食器洗いや入浴、洗濯など水に触れることはしばしば。家事からくる手荒れに悩まされている人は、こちらを参考にしてみてはいかがでしょうか?
▽手荒れを止めるには ◆手荒れしないために〜予防法◆
あげられている予防策は以下の通り。
- 水仕事をするときは、綿の手袋をしてからビニールの手袋をする。
- 食器はまとめて洗う
- 素手で洗うときは、洗剤を薄め、できるだけ水またはぬるま湯で洗う
- 指輪を外す
- 水仕事・入浴を終えたら、水分をよくふき取り、お肌のケアをする
- 外出時は、手にも日焼け止めを塗る
3つ目の指輪は、指輪と皮膚の間に洗剤が残りやすいからとのこと。可能な限り綿製の手袋をはめておくことも、予防につながるようです。
■一石二鳥!ハンドクリームマッサージ
手荒れに欠かせないハンドクリームですが、マッサージをしながら塗りこむと、十分に油分吸収ができ、ツボを刺激することでリラックス効果も狙えます。
▽やってみよう、ハンドマッサージ エキサイト 健康
ここで気をつけたいのが、清潔な手でハンドクリームを使用すること。手に汚れが残っていると、浸透を妨げるほか皮膚に負担がかかるそうです。
▽ボクの日記: お肌のお手入れ方法
さまざまな肌荒れの予防法が紹介されているこちらのエントリー。なんと、牛乳を薄めてハンドマッサージを行うと手荒れに効くとのこと。一度試してみる価値あり、ですね。
■よく聞くシアバターってなに?
▽シアバターの効能
シアバターとはシアーバターノキの種子から取った植物性の脂肪オイルのことで、高い保湿効果を有しているとのこと。ロクシタンやザ・ボディショップなどでは、ハンドクリームはもちろん、リップやボディクリームでシアバターを含んだアイテムをリリースしています。乾燥肌の人は要注目です!
■内側から手荒れ予防
ハンドクリームのように外側からケアするだけでなく、食生活に気をつけて内側から手荒れを防止することも重要です。
▽栄養面にも気をつけて -手荒れ対策を伝授!
特に重要な栄養素は肌の健康維持してくれる、ビタミン。日頃から積極的に摂取するよう心がけましょう。
- ビタミンA⇒肌の抵抗力アップ
- 動物性食品、緑黄野菜
- ビタミンB2⇒ひび割れや炎症など、痛みを伴う症状を予防
- うなぎ、焼き海苔
- ビタミンC⇒メラニンの作成を阻害
- じゃがいもやレモン
- ビタミンE⇒抗酸化作用のほか、血行促進作用も
- かぼちゃ、アーモンド
豚肉や軟骨に多く含まれているコラーゲンも、肌の弾力を高めるほか、肌の新陳代謝を促進してくれるとのことです。
どれも、ほんの少し意識すれば実行できるものばかりです。もちろん個人差はありますが、一度試してみてはいかがでしょうか?
Title Photo by Christina Welsh (Rin)