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今夜21時!風の谷のナウシカをもっと楽しむためのエントリー集



宮崎駿さんが原作・脚本・監督を務め、1984年に劇場公開された「風の谷のナウシカ」。風使いの少女・ナウシカの姿を通じて、自然を支配しようとする人間の愚かさを描き出したこの作品は、後のジブリアニメの原点とも言えます。
風の谷のナウシカ - 金曜ロードショー

■仕事で使いたい「ナウシカの名言集」

毎回のように使ってみたくなるセリフが登場する宮崎監督の作品、ナウシカからは、こんな名言はいかがでしょうか?

Geekなぺーじ : 開発現場で使えるナウシカの名言
こちらは開発現場で思わず言ってみたくなるナウシカの名言集です。

  • 「ちょっとあらっぽくやるわよ」
    • 網タイツを履いた美人プログラマがUSBのメモリーをパソコンから抜くときに、”ハードウェアを取り外す”をクリックせずに、そのままUSBメモリーを抜くときの一言 。
  • 「みごとだ...まるでCPUの心がわかるようだ...」
    • パイプライン処理を意識しながらバリバリとアセンブラを書く40代のシニア開発者のviさばきを見ながら。(原文:「みごとだ...まるで蟲の心がわかるようだ...」)

など、原作のものを中心に9つの名言が。またコメント欄にも、

  • 「(ソースが)腐ってやがる。」
  • 「ダメ!出てきちゃダメ!(徹夜3日めのプログラマーがバグに対して。)」

など、他のユーザーから寄せられた名言が集まっています。

■あなたも“メーヴェ”に乗れる?

ナウシカが乗っている「メーヴェ」、「自分も乗ってみたい!」と憧れたことはありませんか?

【レポート】ナウシカの世界を現実にした空飛ぶアーティストの情熱--「OpenSky」公開テストフライト (1) 「PostPet」の発案者、八谷和彦氏が今取り組んでいる「OpenSky」プロジェクト | ライフ | マイコミジャーナル
ナウシカの「メーヴェ」をもとに開発した飛行装置「M-02J」を公開! | ライフ | マイコミジャーナル
OpenSky
こちらの「M-02J」は、あのメーヴェを元にデザインされたパーソナルジェットグライダー。メールソフト「PostPet」の開発者である八谷和彦さんが、2003年から始めた"個人的に飛行装置をつくる"ためのプロジェクト「OpenSky」の中でオリンポスの協力を得て完成させたもので、テストフライトの様子はYou Tubeでも公開されています。


YouTube- OpenSky kanazawa Test Flight 2008 10.4

■映画のラストシーン、本当は違っていたかも?

最後にご紹介するのはこちら。劇場版のナウシカといえば、あの印象的なラストシーンを思い浮かべる人も多いはず。しかし監督自身は、実は最初違う終わり方を考えていたようです。

活字中毒R。
鈴木敏夫さんの著書「仕事道楽―スタジオジブリの現場 (岩波新書)」によれば、宮崎監督は最初「突進してくる王蟲の前にナウシカが降り立つ」ところで終わりにするつもりだったとのこと。しかしこの絵コンテを見て「これでいいのかな」と思った鈴木さんは、同じくラストシーンに疑問を持っていた高畑勲さんと2人で相談。その結果、

  • A案:宮崎監督の案そのまま。
  • B案:王蟲が突進してきてナウシカが吹き飛ばされる。
  • C案:ナウシカは一旦死んで、そして甦る。

という3つの案を出し、この中からC案を宮崎監督に提案したところ、あのラストシーンに変更されたそうです。あの「青き衣をまといて金色の野に降りたつ」ナウシカの姿には、裏にこんな意外なエピソードがあったんですね。


金曜ロードショーのサイトでも、「新世紀エヴァンゲリオン」でもおなじみの庵野秀明さんが担当した巨神兵のシーンなど、押さえておきたい見どころを紹介しています。見る度に新たな発見がある「風の谷のナウシカ」。ぜひこれらのエントリーもチェックしながら、今夜の放送を楽しんで下さい。

文: 飯塚朋子

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