快晴に恵まれ、強い日差しが照りつけたこの大型連休。夏に向けますます暑くなるこれからの季節、気になるのは「紫外線対策」ですよね。「日焼け止めを塗れば大丈夫」と思っている方も多いかもしれませんが、一口に日焼け止めと言っても、塗り方や選び方など、気を付けるべき点がたくさんあります。日焼けの基礎知識と日焼け止めのポイントを知って、もっと効果的に日焼け止めを使用しましょう。
■まずは日焼けの基礎知識を知ろう!
▽http://coppertone.jp/learn/index.html
UVケア製品を数多くリリースしている「コパトーン」の公式サイトでは、紫外線や日焼けに関する知識がまとめられています。
<紫外線>
そもそも紫外線とは、普段浴びている太陽に含まれている光線のひとつ。肌の奥まで届き、しわやたるみなど肌の老化をじわじわともたらす「UV-A」(生活紫外線)。肌の表面にダメージを与え、シミやそばかすの原因となるのが「UV-B」(レジャー紫外線)。もっともダメージが大きい「UV-C」と、波長の長さによって3つに分類されています。通常、「UV-C」はオゾン層にさえぎられており地層に届くことはありませんんが、近年進んでいるオゾン層の破壊により、その影響が案じられています。
<紫外線が強い月・時間帯は?>
紫外線は4月ごろから強くなり、7月、8月でピークを迎え、9月ごろまで影響を与えます。過ごしやすい春先や秋口も、しっかりと紫外線対策を行いましょう。とはいえ、その他の月もまったく影響がないわけではありません。日ごろから日焼けには注意しましょう。また、10時~14時がもっとも紫外線の強い時間帯とも言われています。たとえ曇りの日でも紫外線は降り注いでいます。出かける際には、しっかりとケアを。
<よく聞くSPFとPAって?>
SPFとはSun Protection Factor(サン プロテクション ファクター)の略で、紫外線防御指数のこと。数値が高いほど長い時間肌を守ってくれます。また、PAはPAとはProtection Grade of UVA(プロテクション グレイド オブ UVA)の略でUV-A防御指数のこと。SPFが肌が赤くなる原因を防ぎ、PAは皮膚の黒化が起こる原因を防いでくれます。
- PA+ …UV-A防御効果がある
- PA++ …UV-A防御効果がかなりある
- PA+++…UV-A防御効果が非常にある
どちらも、数値が高いほど効果がありますが、その分肌への負担も多くなるため、注意が必要です。買い物、レジャー、外での仕事など、ケースにより使い分けることが重要です。
■意外と知らない日焼け止めの塗り方
▽アネッサ(ANESSA)ブランドサイト|資生堂
次に紹介するのは、正しい日焼け止めの塗り方です。
<顔>
- 2層タイプのものはよく振る
- 手のひらに適量をとり、両ほお、額、鼻、あごに置く少量ずつや一度に大量に塗るとムラになりやすいので、避けること。エマルジョンタイプなら1円硬貨大を1~2個分、クリームタイプならパール粒1~2個分を目安に
- 顔の隅々まで丁寧に塗ったあと、もう一度同じ量を重ね付けする
- 首は手のひらに10円硬貨大ほどの量をとり、下から上に向かってなじませる
- 耳や襟足にも忘れず塗る
<体>
- 2層タイプのものはよく振る
- 容器から直接肌の上に、線状にのせる
- 手のひら全体を肌にフィットさせ、大きな円を描くように広げながらなじませる
特に夏場は、汗で日焼け止めが落ちやすくなるので、2~3時間おきに付け直すのがベター。手や足の甲、生え際、体の側面など、見落としがちな場所も忘れず塗りましょう。
■コスメマニアがオススメする日焼け止め
▽知らないと損する日焼け止め(長文追記あり) - iGirl
「どんな日焼け止めを選んでいいかわからない」という方は、こちらのエントリーを参考にしてみてはいかがでしょう。化粧品にこだわっているというブロガー、id:asami81さんが、日焼け止めを選ぶコツやオススメアイテムを紹介しています。
■アフターケアも忘れずに!
▽シャレコ・スキンケア トップページ | スキンケアのシャレコ
もし日焼けしてしまったら、そのまま放置してはいけません。こちらのエントリーでは、日焼けの重度にあわせた対処法を紹介しています。後々のシミやくすみを防ぐことにもつながりますので、皮膚を冷やしたり、症状に合った洗顔料や化粧水を選ぶなど、アフターケアはしっかりと行いましょう。
ますます外出する機会が増えるシーズンですが、目先の楽しさで日焼け対策を怠ってはいけません。すぐに影響が現れなくても、確実に肌へのダメージは蓄積していきます。日ごろから、しっかりとしたケアを行ってくださいね。
Title Photo by John of Wales