7月25日(日)は、日本かき氷協会が制定した「かき氷の日」。全国的に猛暑日が続いていますが、ひんやりおいしいかき氷を食べて、うだるような暑さを吹き飛ばしませんか?
■かき氷の雑学
<かき氷の歴史>
▽ かき氷│TNCおアソビ探偵団
古くは平安時代より食べられていたと言われている、かき氷。しかし、氷が貴重なものだった当時は、貴族のみが食せる高級食で、庶民が食べられるようになったのは明治時代のころ。明治中期に製氷機、昭和初期に氷削機ができ、ようやく一般的な食べ物として浸透したようです。
<ダイエットにもピッタリ?かき氷のカロリー>
氷が原料になるかき氷は、シロップをかけても約70キロカロリーと、低カロリーなデザートメニュー。しかし、トッピングによっては、カロリーが高くなることも。
こちらのエントリーでは、アイスクリームやあんこといったトッピングや、外食・市販品のかき氷のカロリーの目安が紹介されています。例えば、シロップと相性抜群な加糖練乳は、20gで66キロカロリーも。くれぐれも、かけすぎに気をつけましょう。
<あの“キーン”とする頭痛はなぜ起きる?>
急いでかき氷を食べると、必ず起きるのがあの“キーン”とする頭痛。一体、何が原因なのでしょうか。
▽ asahi.com: かき氷食べて頭痛 なぜ? - ののちゃんのDO科学
上記のエントリーによると、あの頭痛の正式名称は「アイスクリーム頭痛」と言うそうです。アイスクリーム頭痛の原因は、以下の2つの説があるとされています。
- 「冷たさ」の刺激が、神経に間違った情報を伝えてしまい、「痛み」を伝える神経も刺激してしまう
- 冷たさの強い刺激が引き金になり、一時的に頭の血管に軽い炎症が起きる。食後、数十秒ほどたってから痛みを感じる場合は、炎症説が有力
このときに感じる痛みは短時間で収まり、また体に悪影響を及ぼすこともないとのこと。かき氷は急がず、ゆっくり食べましょう。
■自宅でおいしいかき氷を作ろう
家庭でも手軽に作れるかき氷ですが、今年の夏はひと手間加えて、“こだわりのかき氷”に挑戦してみるのはいかがでしょうか?
<氷はゆっくり凍らそう>
かき氷の要となる氷ですが、家庭用の冷凍庫では急激に冷却されるため、水の分子が安定せず不純物や空気、塩素ガスなどが混ざってしまいます。これを解消するには、ゆっくり凍らすことが必須。
お店の氷に近づけるためには、製氷器をポリエチレン袋に入れ、タオルを巻いて冷凍庫へ入れるのがポイント。通常より、1時間ほど時間は多くかかりますが、外が透明で溶けにくく、おいしく氷ができます。
<自家製シロップを作ろう>
以下のページでは、果物やレモン汁から作る、自家製シロップの作り方が紹介されています。
▽ http://home.tokyo-gas.co.jp/shoku110/note/261.html
自家製シロップのコツは、しっかり煮つめて濃い目に作ること。保存料や添加物は使わず、生の果物から作るので子供のおやつにもピッタリです。
■おいしいかき氷を食べに出かけよう!
家で食べるかき氷も美味ですが、やはり専門店で食べるふわふわのかき氷は格別。「おいしいかき氷が食べたい!」という時は、東京・名古屋を中心に、さまざまなエリアのかき氷を紹介している、こちらのサイトを参考にしてみては?
▽ http://www.ayanosuke.net/mt/ice/
夏季限定で更新される、かき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」では、各地のおいしいかき氷屋さんの紹介・レビューが掲載されています。かき氷を食べたくなったとき、ぜひ参考にしてみてください。もちろん、紹介されているかき氷は、宇治金時だけではないのでご安心を。
夏の暑さをほんのりと鎮めてくれるかき氷ですが、体を冷やすので食べすぎには要注意。適度に、日本ならではのシンプルなデザートを味わいましょう。
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