今夜21時から日本テレビ系列で放送の「金曜ロードショー」では、大ヒットアニメ映画「サマーウォーズ」がついにテレビに初登場します。監督に細田守さん、キャラクターデザインに貞本義行さん、脚本に奥寺佐渡子さんと、あの「時をかける少女」のスタッフが再集結したことでも話題になったこの作品。放送前にチェックすれば作品をさらに楽しむことができるエントリーを集めてみました。
■「サマーウォーズ」ってどんな作品?
2006年のアニメ映画「時をかける少女」に続くロングランヒットとなった「サマーウォーズ」。まずはどんな作品なのかおさらいしてみましょう。
▽ 映画「サマーウォーズ」公式サイト
▽ http://narinari.com/Nd/20100713960.html
▽ サマーウォーズ:テレビ初放送でシーンガイド導入 データ放送の新たな取り組み - MANTANWEB(まんたんウェブ)
映画「サマーウォーズ」は、天才的な数学力を持ちながらも内気な性格の主人公・小磯健二が、ひょんなことから田舎の大家族の一員となって、「OZ」と呼ばれる電脳空間を舞台に世界を救う戦いに挑むというストーリー。“ネット社会”を通じて“家族の絆”を描くという、今までにない独自の世界観も話題になりました。
今夜の金曜ロードショーで放送されるのは、細田監督が自ら編集した“特別版”。また地上デジタル放送のデータ放送で、各シーンの解説や豆知識を紹介する“シーンガイド”も楽しむことができます。YouTubeの角川アニメチャンネルでは、今夜の放送に向けた予告編も公開中です。
■舞台になった「上田市」ってどんなところ?
そしてサマーウォーズの舞台として知られているのが、長野県の「上田市」。近年の戦国ブームでも注目を集める上田市ですが、なぜこの作品の舞台に選ばれたのでしょうか?
<陣内家の“ご先祖様”は、上田を治めたあの戦国武将!>
▽ サマーウォーズの里「信州上田」信州上田観光ガイド【信州上田観光協会】
サマーウォーズに登場する大家族、「陣内家」。戦国時代から続くこの一家のモデルとなったのは、かつてこの上田の地を治めた「真田氏」です。作中では度々陣内家の“ご先祖様”の活躍が話題になりますが、そのモチーフとなっているのは、この地に上田城を築いた真田昌幸と、その息子の真田信繁(幸村)。真田昌幸は、この上田城で徳川軍を2度にわたって退けました。ちなみに陣内家の屋敷の門は、上田城の東虎口櫓門がモデル。作中では、他にもあらゆるシーンで実際の上田市と同じ風景が描かれています。上記のエントリーでは、作品に登場するスポットのロケ地マップも公開されています。
<上田市が選ばれた理由は?>
▽ 『サマーウォーズ』の細田守監督、映画の舞台が長野県なのは奥さんの故郷だから - シネマトゥデイ
では、上田市がサマーウォーズの舞台に選ばれたきっかけは一体何だったのでしょうか?細田監督によれば、実は監督自身の“奥さんの出身地”であることがきっかけとのこと。美しい自然が残る風景の心地良さはもちろん、真田氏の戦いぶりを誇りに思う地元の人たちの心意気が、作品に通じていると感じたそうです。
■物語のカギを握る「花札」
また物語のクライマックスでも重要な役割を担っているのが、日本の伝統的なカードゲームである「花札」。映画を見る前に遊び方を知っておけば、より一層楽しめるはずです。
<花札の遊び方を知ろう!>
▽ “こいこい”ってどんなゲーム?みんなで楽しめる花札の遊び方 - はてなニュース
以前はてなブックマークニュースに掲載したこちらの記事では、「花合わせ」「八八」といった花札の基本的な遊び方をご紹介しています。サマーウォーズに登場したのは、中でも最もポピュラーな「こいこい」。互いの駆け引きが大きく勝敗を左右するスリリングさが魅力のゲームです。
<公式の“花札アプリ”も登場>
▽ http://swkoikoi.indexweb.co.jp/
▽ サマーウォーズ~花札KOIKOI~: 映画サマーウォーズの公式こいこい花札アプリ。超面白いぞ!!1395
またiPhoneやAndroid端末向けに、サマーウォーズ公式の花札アプリも登場しています。今夜の金曜ロードショー放送時には、iPhone版のユーザーを対象にサマーウォーズのBlu-ray DiscやiTunesカードが当たるキャンペーンも行われるとのこと。こちらもぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
細田監督自身もTwitterで「なかなかいい仕上がりになったと思います。」と語っている今夜のサマーウォーズ特別版。まだ見ていないという人はもちろん、既に見たという人も見逃せませんね。