もし町中で突然ゾンビに襲われたら、ひとたまりもないですね。また、親しい友人や家族がゾンビになった姿を見るのは、とても悲しいことです。そんな想像するだけで辛くなるような不測の事態への不安からか、ネット上にはゾンビに襲われた際の対処法について考察した記事がたくさんあります。ホラー映画を参考にしたものから数理モデルを用いたシミュレーションまで、ゾンビ登場時の方策について書いた記事をまとめました。
■ 「ゾンビ映画」を参考にする
『サウスパーク/無修正映画版』に「映画館に行こう/そこには真実がある/親が教えないことを教えてくれるから」というフレーズの出てくる歌があります。ゾンビ出現時の対処法は、まさに親も学校も教えてくれないけど映画館なら教えてくれるという事柄の、最たるものです。
上の記事には「携帯はマナーモードにしておくべき」「“嫌なやつ”が最後まで生き残る可能性は4.32%」「遠方の友人や家族と合流しようとしてはいけない」など、過去のゾンビ映画から導き出された、その場面が目に浮かんでくるような法則が挙げられています。有事の際にはご参考にどうぞ。
他に映画を参考にしてゾンビへの対処法を考察した記事には、上のようなものがあります。一番目は、ゾンビのタイプ別に攻略法を記したエントリー。「俊足系ゾンビ」という最も厄介なタイプのゾンビの項目もあります。二番目は、図解つきで対処法を紹介したエントリー。ここで出てくるゾンビはのんびりした感じの連中が多くて、わりと扱いやすそうです。
■ 大学研究者の見解を参考にする
オタワ大学の研究チームが、町中にゾンビが出現した場合、どのように拡散していくかを研究したそうです。
ゾンビ感染症のアウトブレイクは、アンデッドに対して攻性の作戦行動が伴わない限り、絶望的な状況へと陥る可能性が高い。積極的な隔離対策は感染症を撲滅できるかもしれないが、現実的に取り得るオプションとは考えにくい。治療法の確立は一部の人類の存続を可能とするが、地球はゾンビの手に落ちる。早い段階から大規模な掃討作戦を戦略的・継続的に繰り返すことだけが、ゾンビの撲滅を可能とする。
上のエントリーは、実際に元論文(“When Zombies Attack!: Mathematical Modelling of an Outbreak of Zombie”,PDF注意)を読んで解説したもの。人類が「平和な日々」を送るようになる解が基本的には不安定なものであることが、シンプルな数理モデルによって示されています。有効なのは、早い段階での掃討作戦のみであるとのことです。
- ▽ Class 3 Outbreak
(注:うめき声が流れます。音量に注意してください)
- ▽ ゾンビがどれぐらいの早さで感染していくのかシミュレートできる「Zombie Outbreak Simulator」 - GIGAZINE
なお、実際にゾンビが増殖していく過程をシミューレーションすることも可能です。上の「Zombie Outbreak Simulator」をクリックすると、平穏に街を歩いていた市民たちが凄まじい勢いでゾンビ化していく光景を目の当たりにすることができます。
■ みんなの意見を聞いてみる
ゾンビへの対処法について考えている記事には、他にも以下のようなものがあります。
上のエントリーは、歌手の鈴木亜美さんがゾンビへの対処法を聞かれて、「まずは飛び蹴りから」と答えたという記事への、2ちゃんねらーの反応をまとめたもの。ユーザーたちが「“バールのような物”で戦う」など思い思いの対処法を述べています。
実際にゾンビの声を聞いてみるのも有効かもしれません。こちらは、ゾンビに質問している2ちゃんねるのスレッド。近年登場してきた外資系の連中がゾンビのくせに走り回るせいで困っているという声や、可愛い女の子は長めに噛むという話など、リアルなゾンビ業界裏事情(?)を聞くことができます。
(Title photo by oskay)