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女性たちの本音にドキドキ はてなブックマークで人気の 「発言小町」トピ


※以下のランキングは、2010年10月27日(水)時点におけるデータを元にしています。

■ 第10位(258users):「年収1000万で許される贅沢」

まず第10位は、「年収が1000万円あったら、どんな生活が送れるんだろう?」というちょっとした疑問に答えてくれるトピです。夫の年収が1000万を超えているという女性からの、「他の方はどれくらいの年収でどんな暮らしをされている、またはされたいのでしょうか」という疑問に、主にそのクラスの年収を持つ家庭にいるユーザーたちが回答しています。
平成20年度の国税庁の調査によれば、日本で年収1000万を超える家庭は全体の1割強。しかしながら、実際には「子どもの養育費を考えると、それほどの贅沢はできない」「年金を当てにしていないので、貯蓄と運用に回している」など、将来を考えて堅実な生活をしている人がほとんどでした。はてなブックマークのコメントでは、「住居の確保と豊富な貯えによる将来不安の解消こそが、最大の贅沢のようだ」と感想を述べている人もいました。

■ 第9位(274users):「ゲーム禁止の家庭の子、その後は?」

しばしば飲み屋などで、子ども時代に夢中になったゲームやテレビ番組の話題で盛り上がることがありますが、子ども時代にそうした娯楽を親に禁止されていたという人も少なくありません。「子どもにゲームやお菓子などの娯楽を禁止するのは、是か非か?」――そんなことを考えるときに参考になるのが、第9位の記事です。
もちろん「特に問題を感じないまま育って、幸せに生活している」という声もありますが、むしろ目立つのは「子どもの頃に禁止されていた反動で、大学に入ってからオタクになった」「お菓子を禁止されている家の子どもが遊びに来ると、やたらとガッついてお菓子を食べる」などの報告。娯楽を過度に禁止することが、必ずしも親の意図した結果を生むわけではないようです。

■ 第8位(302users):「離婚した夫にずっと騙されていました」

「ワイドショーでも聞かないくらいあり得ない話」と多くのユーザーを驚かせていたのが、第8位の離婚した夫にだまされていた女性の相談。婚姻届提出の直前になって夫に前妻がいたと判明したという発端からしてひどい話ですが、その後の内容はまさに回答者のひとりが口にしていたように、「恐怖系レディースコミック」さながらの展開です。
特に最後に明かされた真相はあまりにも常識外れすぎて、内容を誤解したまま回答しているユーザーもいるほど。ひどすぎる夫の仕打ちに創作ではないかと疑っている人さえいます。しかし、このトピの内容が本当だとすれば、これはどう見ても結婚詐欺。発言小町では多くのユーザーが弁護士に相談することをすすめていました。

■ 第7位(321users):「結婚半年。夫が好きで好きでたまりません」

第7位は、結婚半年という主婦の方が呼びかけた「旦那のことが好きで好きで仕方ない女性」の集まったトピ。基本的に「のろけ話」のコメントばかりで、どうしても人間関係にまつわるネガティブな相談が多くなりがちな発言小町の中で、少し珍しい内容になっています。新婚ホヤホヤの女性だけでなく、結婚18年目という人や40代の女性などからの「のろけ話」が集まっているのも印象的でした。
回答欄ではそんなのろけ話に混じって、結婚前の男性や女性からの「小町を見て陥っていたマリッジ・ブルーが解消しました」という喜びの声もちらほら。幸せたっぷりのトピは、はてなブックマークでも大きな話題を呼んでいるようです。

■ 第6位(503users):「家計が破たんしそうです。助けてください!」

第6位は、バブル崩壊以降どんどん収入が下がり続け、ついに借金の総額が6000万円を超えてしまったという名家の方からの相談です。収入400万円に対して支出900万円という話などなかなか金遣いの荒い生活を送っているようですが……しかし、よく読んでみると「最近になって当主が替わった」「一番の成績を目指す努力はするだけ無駄」という発言など、何やらどこかで聞き覚えのある話のような……。
それもそのはず、実はこの話は現在の日本の財政状況を一つの家庭にたとえたもの。ここで登場した数字を1000万倍すれば、そのまま日本の国家財政の各種数値に対応する数字が出てきます。はてなブックマークや発言小町の回答欄では「うまい喩えでわかりやすい」との声が上がっていました。ただし、国家財政と家計の問題を単純に同列視するのは問題があります。実際にはここでの借金は国民からのものですし、そもそも国家には通貨を発行する権利があります。むやみに支出を減らせば収入も減る羽目になるのも大きな違いです。これはあくまでもたとえ話でしかないことに注意しましょう。

■ 第5位(548users):「Twitter中毒の夫に不快感」

昨年まさにTwitterがブームになりはじめていた頃に話題になったのが、この第5位の相談。相談内容は、夫がTwitterで家庭生活を一々報告しているのが不快だというもの。相談者の場合は、家族団らんの時間にネット上の人間関係に夫が夢中になっていることへの不満が大きかったようですが、回答者の間では家庭のプライバシーが垂れ流されることへの不安も多く語られていたようです。
スマートフォンの普及やリアルタイム性の高いサービスの流行で、ますます私たちの生活シーンに浸透しはじめたウェブ。リアルのコミュニケーションとネットのそれに、私たちがどんな風に線引きをしていくべきか。こうしたマナーの問題は、今後も様々な形で問題になっていきそうです。

■ 第4位(580users):「他人の何気ない一言に助けられた」

自分では頑張っているつもりなのに、なかなかその努力が実を結んでいるように見えない。そんなときに、誰かのふとした言葉に救われることがあります。第4位になったのは、他人の何気ないひと言に助けられた経験をユーザーが投稿するトピでした。
多忙でノイローゼ気味だったときに電車の中でかけられた気遣いの言葉、息子の障害が判明して死にたいと悩んでいたときに道端でかけられた「おっ、可愛いな!」という言葉、ユーザーの気持ちをホッとさせた様々な言葉が投稿されています。はてなブックマークでは、「これは心がふるわないときに読もう」などのコメントがついています。

■ 第3位(1044users):「後輩から告白されました……」

「21歳、学生です。関係者ばれ防止のためジェダイを名乗ることをお許しください」――そんな冒頭からはじまる第3位のトピは、バイト先での色恋沙汰を、関係者の名前をスターウォーズの登場人物に置き換えて発言小町で相談したもの。要約すると、オビ=ワンの彼女を持つクワイ・ガン=ジンである相談者が、後輩のアナキンに言い寄られて関係を持ってしまったという内容です。
そんなユーモアたっぷりの相談への回答は、「ダークサイドに墜ちてはならぬ」と呼びかけるものから「双方から距離を置いてフォースを磨く旅に出よ」というものまで、こちらも遊び心たっぷりな内容。はてなブックマークでは、「英訳したら海外でも評判になりそう」というコメントもありました。

■ 第2位(1191users):「試してみたら本当にスゴイ!家事の技」 & 第1位(2129users):「ワイシャツの襟汚れを真っ白にする裏技。」

さて、ここまでバラエティあふれる発言小町の人気エントリーたちを紹介してきましたが、はてなブックマークで他を圧倒的に引き離して大人気のトピは、ライフハックを扱った下の二つの記事。2位の方は1000usersを超えており、1位の方はさらにその倍の2000users超えの大人気エントリーです。まとめて紹介してしまいましょう。

第2位は、日々の生活で役立つ家事の技を集めたトピ。「クエン酸を使って油汚れを落とす方法」「鍋にこびりついたカレーの汚れを重曹で落とす方法」など各々の投稿者のとっておきの生活に役立つ裏ワザが投稿されているようです。

そして、第1位の2000を超えるブックマークをつけたこの記事は、ワイシャツの襟汚れを真っ白にするための方法でした。内容は非常に単純で、酸素系漂白剤と重曹を同量ぬるま湯に溶かしたものを襟につけて、スチームアイロンをかけるだけ。これだけでなかなか消えないワイシャツの襟汚れがみるみる落ちていくのだそうです。こちらはすぐにでも使えそうな内容ですね。


以上、発言小町のはてなブックマークにおける人気エントリーベスト10を見てきました。家庭内や男女間の深刻な相談が多いイメージのある発言小町ですが、今回のベスト10で上がってきた記事は、生活に役立つ知恵から思わず笑ってしまうような面白記事まで、本当にバラエティ豊かな内容。興味のある方は他の人気エントリーも、はてなブックマークの人気エントリーを検索する機能で、ぜひ読んでみてください。

文: 稲葉ほたて

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