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常に目が合うドラゴンも 錯視作成サイトまとめ



はてなブックマークニュースでは、以前にも「錯視」を利用した画像たちを紹介したことがあります。

例えば、上に記した「杏マナー」の文字の連なりを見たとき、私たちはあたかも斜めにそれらが記されているかのように感じてしまいます。実はこれは「ポップル錯視」と呼ばれる、実際には傾いていないのに画像や文字が全体として右下がり(または左下がり)に見える現象で、もちろん斜めに見えるのは錯覚です。フジテレビの人気番組「トリビアの泉」で紹介されたこともあるので、知っている人も多いかもしれません。
この場合は、比較的簡単に作れる「錯視」ですが、私たちが作れそうなもう少し複雑な「錯視」にはどんなものがあるのでしょうか。

■ モノクロ画像がカラー画像に見える? 「錯視ネガポジ反転ソフト」

まず紹介するのは、上のGIGAZINEの記事でも話題になった「オプティカルイリュージョン」を作り出すための、フリーソフト。「オプティカル・イリュージョン」とは、白と黒で構成されたモノクロの画像がカラー画像に見えてしまう不思議な効果のことです。

ハードディスク内にあるカラー画像を選択すると、カラー写真のネガに暗色がついたような絵が現れるので、その絵の中のどこか1点をじっと見つめましょう。一定時間後に自動で白黒の画像に切り替わったときに、しばらくの間ですが不思議なことに元のカラー写真と同じ色が発色しているように見えます。自分のPCのハードディスクから画像を選ぶだけで簡単にこの効果を味わうことが出来るので、ぜひ試してみてください。

■ 「こっち見んな!」 どこから眺めても目が合ってしまう不思議すぎるドラゴンの折り紙

次は、上のらばQのエントリーで紹介されて話題になった、どこから眺めてもこっちを見ている不思議なドラゴン。非常に有名な作品なので、らばQのエントリーを知らなくても、見たことがある人も多いかと思います。このように見えてしまう理由は、人間が「顔」を認識する際に(ホロウマスクを裏側から覗き込んだときにしばしば錯覚してしまうように)凹面に描かれた顔であっても凸面として認識してしまう、「ホロウマスク錯視」と呼ばれる効果によるものとされています(参考:仮面の裏側が見える人・見えない人:「ホロウマスク錯視」研究 | WIRED VISION)。

このドラゴンのペーパークラフトは、上のサイトで紹介されている画像をダウンロードすることで、作ることができます。少々風変わりですが、部屋やオフィスに置くインテリアとして使うと、来客と話が弾んだりするかもしれませんね。

■ 2次元なのに3次元 平面がヘコみ浮かび上がる「ステレオグラム」


最後は、昭和の昔から定期的に流行ってきた「ステレオグラム」。これは目の焦点を前後にずらして合わせて見ることで、平面から立体的な絵が浮かび上がる画像で、最近では視力回復に効果があるという触れ込みで本屋に並んでいるのを見かけることもあります。

ここで紹介するのは、簡単にその場でステレオグラムが作れてしまうというFlashサイト。画像を埋め込むタグも表示されるので、自作のステレオグラムをブログなどで紹介することも可能です。

なかなかキレイに表示されるように絵を描くのは難しいと思いますが、上手く作れたときには友人に画像を送ってみるのもいいかもしれませんね。

文: 稲葉ほたて

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