1617年に西本願寺の別院として建立された、東京・築地にある「築地本願寺」。その公式サイトのHTMLソースに隠された“ある人物”が、2ちゃんねるやTwitterで話題を集めています。実際にのぞいてみると、そこには思わず拝みたくなってしまうようなアスキーアートが埋め込まれていました。
▽ 築地本願寺
▽ 築地本願寺のHTMLソースわろたw
▽ http://hamusoku.com/archives/4151045.html
話題になっているトップページのソースを見てみると、そこには必要がないはずの“あるアスキーアート”が埋め込まれていました。
朗らかに両手を合わせているこの人物は、2ちゃんねるなどで「和尚」として親しまれているアスキーアート。あまり人の目に触れることのないHTMLソースにひっそりと描かれた和尚は、「南無阿弥陀仏」と唱えるとともに「築地本願寺にようこそ、ようこそ」とサイトへの訪問者を暖かく迎えています。このアスキーアートはトップページだけではなく、他のページにも埋め込まれていました。
そんなHTMLソースを仕込んだのは、築地本願寺で働いている「ssh」さん。友人からのメールで話題になっていることを知ったというsshさんは、自身のブログで「うーん、バレたか(笑)」とコメントし、アスキーアートを仕込んだ経緯を説明しました。sshさんはサイトを全面刷新する際の基本部分の構築に関わっていたそうで、公開する前に「『裏(HTMLソース)』を見ちゃう人、いや見てくれるナイスガイへのサンキュッ!の気持ち」を込めてアスキーアートを仕込んだそうです。sshさんは「仕込んだ僕より、見つけた人の方が、何倍もすげぇ感じがするんだが」と驚いていました。
▽ 「築地本願寺のHTMLソースわろたw」について | 坊さんとして暴走してます。No Buddhism , No Life!
築地本願寺のサイトの“裏”でひっそりと拝む和尚の姿に、はてなブックマークのコメント欄では、「よく見つけるもんだねえ」「ありがたやありがたや」「築地本願寺って、面白いお寺だよね。建物はインド風だし、パイプオルガンもあるし、このサイトのソースコードも…」といった声が寄せられていました。