3月11日(金)に発生した東北地方太平洋沖地震を受け、親族や知人などの安否を確認・登録できるさまざまな「安否確認サービス」が運用されています。3月14日(月)時点で利用できるサービスをまとめてみました。
■ 「災害用伝言ダイヤル(171)」の使い方
はじめに、NTT東日本が提供する緊急用伝言システム「災害用伝言ダイヤル」を紹介します。
▽ 災害用伝言ダイヤル(171) | 災害対策 | 企業情報 | NTT東日本
「災害用伝言ダイヤル」では、音声の録音と再生ができます。通話規制下でも利用可能で、固定電話だけでなく携帯電話からも使えます。使い方は以下の通りです。
【録音】171+1+自宅の電話番号(市外局番からダイヤル)
【再生】171+2+自宅の電話番号(市外局番からダイヤル)
いずれも、音声ガイダンスに従って録音と再生を行ってください。また、伝言登録エリアや録音時間、保存時間はこちらのページをご確認ください。
■ 携帯電話会社の災害用伝言板
携帯電話会社も、携帯電話から安否確認ができる「災害用伝言板」を運用しています。
<NTTドコモ>
▽ 災害用伝言板(日本語版)
▽ Disaster Message Board(英語版)
NTTドコモでは、iモードの契約者で対象エリアにいるユーザーがメッセージを登録できます。メッセージは、他社の携帯電話やパソコンからでも確認できます。
<詳しい使い方>
▽ 災害時に知っておきたいこと | お知らせ | NTTドコモ
▽ http://www.nttdocomo.co.jp/info/disaster/guidance/index.html
<ソフトバンク>
▽ 災害用伝言板
ソフトバンクユーザー向けの災害用伝言板は、Yahoo!ケータイの「災害用伝言板」メニューまたはMy SoftBankからアクセスできます。登録可能地域は全国で、登録情報は各キャリアやパソコンから確認できます。
<詳しい使い方>
▽ SoftBank
<ウィルコム>
▽ 災害伝言板トップ(ウィルコムの携帯電話から利用する場合はこちら)
▽ 災害用伝言板トップ
ウィルコムでも、契約者が安否情報を登録できます。ウィルコムの携帯電話と他社の携帯電話、パソコンでそれぞれアクセス先が異なります。確認はどの携帯電話やパソコンからでもできます。
<iPhone&Androidのアプリも>
iPhoneとAndroid搭載端末で使える災害用伝言板のアプリもリリースされています。
<iPhone>
▽ http://itunes.apple.com/jp/app/id425650996
iPhoneの災害用伝言板アプリは、ソフトバンクモバイルによる公式アプリです。安否情報の登録・確認ができます。ダウンロードは無料です。
<Android>
▽ https://market.android.com/details?id=com.webbooter110312052248_240079&feature=search_result
▽ https://market.android.com/details?id=com.webbooter110312052715_88323291&feature=search_result
Android搭載端末では、3月14日時点で公式アプリはリリースされていませんが、NTTドコモとau向けに、個人が作成した非公式アプリが公開されています。いずれもダウンロードは無料です。
■ Googleの「Person Finder」と「避難所名簿共有サービス」
Googleは、今回の被災を受け、2つの安否確認サービスをリリースしています。
<Person Finder>
▽ http://japan.person-finder.appspot.com/
Googleが3月11日にリリースした「Person Finder」では、消息情報の登録・確認ができます。トップページで「人を探している」か「消息情報を提供する」のどちらかを選択してください。
このサービスは、APIを利用したTwitterのbotが非公式で作られています。地域ごとに「Person Finder」へ登録されている情報が自動ツイートされます。全地域をまとめたリストも作成されています。
<「Picasa」で避難所名簿を共有>
▽ https://picasaweb.google.com/tohoku.anpi
避難所の名簿を画像で共有する「避難所名簿共有サービス」も公開されています。名簿の写真を携帯電話のカメラで撮影し、メールの件名に「避難所名」を入力して、「tohoku.anpi.google@picasaweb.com」に画像を送信するだけで、Googleの画像共有サービス「Picasa」の指定フォルダにアップロードされます。また、GPS機能が付いている携帯電話の場合、位置情報を添付すると地図と一緒に表示されます。
詳しい使い方やメールアドレスのQRコードは以下のエントリーに記載されています。
■ 赤十字の「ファミリーリンク・ネットワーク」
▽ Restoring Family Links - Home
日本赤十字社と赤十字国際委員会(ICRC)は、家族間の安否確認を目的とした「ファミリーリンク・ネットワーク」を開設しています。氏名や連絡先を登録して無事を知らせることができる「無事リスト」や、行方不明の親族の名前を登録できる「捜索リスト」が用意されています。日本語のほか、英語や中国語、韓国語など複数の言語で利用可能です。
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