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高速増殖原型炉「もんじゅ」、炉内中継装置の引き抜き作業が完了



高速増殖原型炉もんじゅ 炉内中継装置の引抜き作業の完了について (お知らせ)(PDF)

もんじゅでは2010年8月26日、燃料交換の後片付け作業中に、重量約3.3トンの炉内中継装置が原子炉容器内に落下する事故が起きました。これまでに引き抜き作業が2回行われましたが、落下時の衝撃で炉内中継装置が変形し、通常の方法では引き抜けなくなっていました。日本原子力研究開発機構は2010年12月16日に、炉内中継装置を原子炉の上ぶたにある「燃料出入孔スリーブ」と一体で引き抜く方針を発表しました。

画像は日本原子力研究開発機構の2010年12月16日付プレスリリース(PDF)より

日本原子力研究開発機構は今後について、「炉内中継装置の付着ナトリウムを洗浄し、詳細な点検を実施する」としています。

文: あおきめぐみ

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