総務省は、情報通信技術の研究者を支援するプログラム「独創的な人向け特別枠(仮称)」を発表しました。6月に対象者を募集するとして、概要などをサイト上で公開。「通称:変な人」「破壊的な地球規模の価値創造を生み出す」「奇想天外でアンビシャス」などの文字が並ぶ事業説明に、はてなブックマークには「これは中の人もなかなか独創的な人っぽいな」「この文面考えた人がアンビシャスしてる」などの反応が集まっています。
▽ 総務省|平成26年度「独創的な人向け特別枠(仮称)」に係る業務実施機関の公募
同省では、ICT分野と呼ばれる情報通信技術の研究者を支援するために、業務実施機関を公募します。事業について説明した文書では、プログラムの内容について「破壊的な地球規模の価値創造を生み出すために、大いなる可能性がある奇想天外でアンビシャスな技術課題に挑戦する人を支援する」と紹介。この取り組みによって閉塞感を打破し、異色多様性を開くとのことです。「独創的な人向け特別枠(仮称)」というプログラム名は、通称「変な人」と表現されています。
概要を説明したPDFファイルの図には、謎の大仏も登場。行政機関らしからぬ表現に、はてなブックマークのコメント欄には「PDFが結構ハチャメチャしてて面白いw」「お役所の文書だが,かなりキテる」「スーパーバイザーが謎大仏で吹いた」などの感想が集まっています。
プログラムで支援するのは「大いなる可能性のあるICT課題に挑戦する個人」。研究費は上限300万円で、期間は1年間です。さらに、研究での“価値ある失敗”を奨励するとも発表。失敗を生かして方向性が明確になった場合は「高評価」を与えるとしています。