夏にお祭りなどで見かける機会が増える金魚。鮮やかに泳ぐ姿を見て、ほっと癒やされたり涼しさを感じたりする人も多いのではないでしょうか。そんな金魚をさらに楽しめる場所が、日本の各地にあります。2014年の夏に訪れてみたい“名所”をピックアップしました。
■ さまざまな金魚を鑑賞できる卸問屋「金魚坂」
▽ 金魚坂 創業350年 金魚・錦鯉の卸問屋 通販 中国茶 黒カレー/金魚坂あれこれ
金魚の卸問屋・金魚坂(東京都文京区)では、さまざまな品種の金魚を鑑賞・購入できます。併設のレストランでは、昼は軽食、夜はコース料理や御膳を提供。中には「金魚すくい御膳」といった、名前にこだわったメニューも。このほか、釣り堀や、パーティーなどを開催できる多目的スペースを用意しています。
下記のエントリーには、2007年に金魚坂を訪れた写真付きのレポートが掲載されています。鮮やかな金魚が泳ぐ姿は涼しげで、いつまでも見ていたくなりそうです。
▽ 本郷の納涼スポット「金魚坂」 - メレンゲが腐るほど恋したい
■ 金魚養殖地・奈良県大和郡山市
▽ 金魚のふるさと 郡山金魚資料館 やまと錦魚園
▽ 金魚を見る・知る・学ぶ~施設のご案内~ | 大和郡山市のホームページ
奈良県大和郡山市は、1724年から続くとされる金魚養殖の地です。やまと錦魚園が運営する「郡山金魚資料館」では、日本に実在する金魚を水槽に収集し、泳ぐ図鑑のように展示しています。さらに、日本で最初に出版された金魚の飼育方法の図書や、金魚のことを初めて書いた本など、金魚に関する古書や錦絵なども紹介。 貴重な資料を通して、当時の人がどのように金魚と触れ合っていたかを知ることができます。
郡山金魚卸売センターでは、定期的に金魚の競売会を実施。開始時刻は午後1時で、見学も可能だそう。参加費を払えば、競売会に参加できます。
■ 夏の風物詩「アートアクアリウム」
▽ http://h-i-d.co.jp/art/
アートと金魚を融合させた展覧会「アートアクアリウム 2014」が、COREDO室町(東京・日本橋)5階の日本橋三井ホールで9月23日(火・祝)まで開催されています。和をモチーフに工夫をこらしたそれぞれの水槽には、LEDライティングやプロジェクションマッピングなどの演出技術を導入。珍しい品種も含めた約5,000匹の金魚が泳ぐとのことです。
午後7時からは、音楽や照明の演出を変更した「ナイトアクアリウム」がスタート。ドリンクを片手に鑑賞できます。新作カクテルには、金魚の一種「ピンポンパール」をイメージしたスイカのカクテルも登場。夏らしい味わいが楽しめそうです。
▽ http://h-i-d.co.jp/art/news/1262/
このほか、テレビ朝日イベントスペースumu(東京・六本木)では「マイナビ アートアクアリウムステーション」が8月25日(月)まで、名古屋テレピアホール(名古屋市東区)では「アートアクアリウム展 ~名古屋・金魚の雅~ &ナイトアクアリウム Supported by サークルKサンクス」が10月8日(水)まで開催されています。
▽ http://h-i-d.co.jp/art/wholecountry/roppongi.html
▽ http://h-i-d.co.jp/art/wholecountry/nagoya.html
■ まるで本物の金魚 美術作家による樹脂アート
▽ 金魚養画場 美術作家 深堀隆介オフィシャルサイト RIUSUKE FUKAHORI Official site
美術作家・深堀隆介さんは、金魚をテーマにしたさまざまな作品を生み出しています。器の中に樹脂を流し込み、その上に直接金魚を描いていくという独自の技法を採用。本物の金魚が泳いでいるような作品の数々は、じっくりと眺めたくなります。
各地で作品の展覧会も開催しています。大分市美術館では、九州で初となる個展「金魚救い-GOLDFISH SALVATION-」を8月24日(日)まで展開。樹脂作品のほか、絵画や映像作品も展示されます。
▽ 深堀隆介 個展 金魚救い-Goldfish Salvation- | Art Plaza
Title Photo by merec0