少女マンガ誌「なかよし」9月号(講談社)の付録として「ピンホールカメラ」が登場し、男女・年齢問わず試してみる人が続出しました。はてなブログには、このピンホールカメラをどんどん改造して“デジカメ”にしてしまった方がいます。最初はミラーレスカメラと組み合わせてデジタル化、そして小型コンピューター「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」までも登場……!
「なかよし」の付録のピンホールカメラは、プラスチック製の組み立てタイプ。別売りの35mmフィルムを装填(そうてん)して撮影します。付録を“デジカメ化”したからあげ(id:karaage)さんは、まず「なかよし」のほかに、手ブレを防ぐためのミニ三脚とスマートフォン用雲台を購入。失敗しがちなフィルムの装填方法についても説明しています。
▽ なかよし9月号の付録ピンホールカメラにチャレンジ 〜購入からフィルム装填〜 - karaage. [からあげ]
ところが撮り終えたフィルムを確認すると巻き戻っておらず、撮影は失敗。そこで、ピンホールカメラにオリンパスのミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M5」をバンドで固定し、フィルムなしでも撮影できるようにしてしまいました。
▽ なかよしのピンホールカメラをミラーレスカメラ使ってデジタル化してみた - karaage. [からあげ]
室内で撮影した写真はやや暗め、外を撮影した写真は手ブレしてしまったとのことですが、フィルムを装填せずに撮影できています。
このカメラについて「使い勝手が悪いのと、やっぱり画質がイマイチなので(自分の腕もありますが)あんまり実用的じゃないかなーと満足できていませんでした」というからあげさんは、なんと以前から企画していたというデジカメ作りにチャレンジ。
▽ なかよしのピンホールカメラをRaspberryPiを使ってデジカメ化 - karaage. [からあげ]Raspberry Pi、カメラモジュール、バッテリーなどを組み合わせた基板をピンホールカメラに取り付け、テスト撮影しています。
▽ https://www.youtube.com/watch?v=AvQ-a99ul5A
配線やキーボードなどを取り付けた見た目は、とても付録とは思えません。今後はスイッチでシャッターを切れるようにするなど、引き続き改良していく予定とのこと。必要な部品や参考書籍、記事などもまとめています。はてなブックマークのコメント欄には、「もう"なかよし"感が全くない絵面」「なかよしを買って付録を魔改造する大人が集まりそうな事案」「技術万歳」などの感想が集まりました。