縄文土器や弥生土器のかけらにそっくりな土器型クッキー「Dokkie(ドッキー)」のレシピが、はてなブックマークで話題を集めています。細かなところまで本物らしさを再現したその見た目は、割れ方や整形にもこだわる気合いの入りよう。文様は、ひもをひねって作成した縄文原体を転がして付けています。
▽ 土器型クッキー「Dokkie(ドッキ―)」のデビュー - Togetter
▽ 土器型クッキー「Dokkieドッキ—」 by ヤミラ 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが320万品
ドッキーは、11月3日に横浜市歴史博物館で開催されたイベント「土器を食べちゃえ!」で試食配布されました。制作したのは、お菓子作り考古学者・ヤミラさん(@yamiramira)。本物の土器のかけらと並んだ写真を見ていると、どちらがクッキーか分からないほど見た目がそっくりです。
Twitterでの反応も含め予想外の反響があったとして、ヤミラさんはクックパッドでレシピを公開。作り方の過程には、「クルミやアーモンドを細かく砕いて入れます。土器は粘土に砂粒等を混ぜることで割れないように作りますが、それを真似ています」「少しゴロっとしたものが入っている位が縄文土器らしい」など、まるで本物の土器を作っているような説明文が添えられています。
文様を付ける道具は、ティッシュで代用してもいいそう。パーツを切り分ける際は、土器は基本的に水平に割れるため「まず水平にカットした後、縦方向にランダムに切るとよい」とのアドバイスも記されています。事前に地元の博物館や資料館で実物の土器をよく観察しておくこともポイントだそうです。
ヤミラさんはほかにも「縄文時代のお菓子の家」「曽利式縄文土器ケーキ」といった考古学的なお菓子を制作しており、ブログでその過程を紹介しています。