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スタートアップは配信無料のチャンスも プレスリリース配信「PR TIMES」の“新バージョン”について聞いてきた



(※この記事は株式会社PR TIMES提供によるPR記事です。)

PR TIMES|プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1 PR TIMES|プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1

―― 皆さんは「PR TIMES」をご存じでしょうか? 簡単に言うと、企業のプレスリリースを各メディアに配信するサービスです。この「はてなニュース」でも、PR TIMESから送られてきたプレスリリースの中から、面白そうなものをよく記事にしています。以下のように、PR TIMES内のプレスリリースのページへのリンクを貼ってある記事もたくさんあります。

走りながらトマトが食べられるデバイス「ウェアラブルトマト」 カゴメと明和電機が共同開発 - はてなニュース
ミスド、ガラス保存瓶「ブルックリンジャー」を数量限定で販売 ストロー用キャップ付き - はてなニュース

―― そんな、いつもお世話になっているPR TIMESさんが“新バージョン”になったということで、お話を伺いにきました!

PR TIMES サービス本部
デザイン&テクノロジーDiv
エンジニア 山田和広さん

山田 PR TIMES サービス本部 エンジニアの山田です。JavaScriptなどで使いやすいインタラクションを作ったり、APIでサーバ側との連携を作ったりなどしています。

―― PR TIMESのエンジニアさんって、今まであまりお会いする機会がなかったように思うのですが、どのくらいいらっしゃるんですか?

山田 いま、僕を含めて6人です。実はエンジニアチーム自体、できたばかりなんです。僕が入社したのは2014年4月。それ以降、チームの立ち上げと、今回の新バージョン作業にかかりっきりでした。

―― なるほど、エンジニアが本格的にチームとなって最初の大きなリリースが、今回の新バージョンということなのですね。PR TIMES デザイナー&エンジニアブログも「はてなブログ」で更新されていらっしゃいます。いつもありがとうございます。たくさんブックマークが付いた面白そうな記事もありますね!

PR TIMESデザイナー&エンジニアブログ BREAK TIMES
Ajaxと組み合わせて便利なHistory APIを使おう - PR TIMESデザイナー&エンジニアブログ BREAK TIMES
Chefを使ってインフラ環境構築を自動化しよう! - PR TIMESデザイナー&エンジニアブログ BREAK TIMES

■ プレスリリースにGIFアニメやSlideShare? 投稿エディタがリッチ化

―― 今回の新バージョンのポイントを教えてください。どんな部分が新しくなったんでしょうか?

「PR TIMES」新バージョンをリリース  2015年、プレスリリースはより「パブリック」に|株式会社PR TIMESのプレスリリース 「PR TIMES」新バージョンをリリース  2015年、プレスリリースはより「パブリック」に|株式会社PR TIMESのプレスリリース

山田 まず、全ユーザーさん向けに「フォロー」機能を追加しました。企業をフォローすることで、その企業の最新のプレスリリースが見やすくなる機能です。

 それから、企業さんにリリースを登録していただく際の管理画面を新しくしました。特に、本文をリッチに作れるようにした部分が大きいですね。

PR TIMES 新バージョン 企業向け管理画面の「プレスリリース新規登録」

―― おお、確かに使いやすそうなUIですね。

山田 画像や表を入れやすくしたり、YouTubeやGiflikeSlideShareを簡単に貼れるようにしたり、といったところを強化しています。

「GIFアニメを使ってくれ!」という主張を感じる動画貼り付けメニュー

―― Giflikeというと、YouTube動画をGIFアニメに変換するサービスですよね。つまりプレスリリースでGIFアニメを貼りましょう、ということですか!

山田 はい!

―― GIFアニメ満載のプレスリリース、斬新だ……。

山田 他にも企業さん向けの管理画面では「分析データ」としてページビュー数や訪問者数をグラフ表示したり、Facebookのいいね数やTweet数などを一覧表示できるページを用意しました。

―― 全体的に、企業の広報さんが使いやすいように、リッチなプレスリリースを作って管理しやすいように、というこだわりを感じます。山田さん自身が特にこだわられたというポイントはありますか?

山田 とにかく「書きやすく使いやすいエディタを作ろう!」というのを目指して、画像周りをこだわりました。角をドラッグして大きさを変えられるほか、直接ピクセル数でも指定できます。配置やテキスト回り込みの有無なども簡単に設定できます。

―― ぐりぐり動きますね。便利!

山田 メディアさん向けには「ハイライト機能」というものを提供しています。記者さんが欲しいであろう情報を、それまでの閲覧履歴をもとにして自動的にピックアップします。

―― えっなにそれ便利……。記者さんは喜びそうです。

メディア会員はプレスリリースがタイムラインのように一覧で閲覧できる。「ハイライト機能」では、閲覧履歴をもとに興味のありそうなリリースがピックアップされる。

■ 「フォロー10人以上」「ユニークユーザー500以上」でスタートアップは配信無料

―― スタートアップ企業を対象とした、プレスリリース配信無料の取り組みもあるとか。

山田 2つのミッションをクリアすると無料になります。スタートアップ企業の要件は「設立年月が24ヶ月未満で上場企業の子会社でない企業」。ミッションは「『企業のフォロワー数』が合計10人以上になる」と「配信後24時間以内に、当該リリースのPR TIMES上のユニークユーザー数が500以上になる」で、この2つをクリアした場合、対象のプレスリリース配信が無料になります(編注:リリース当初、フォロワー数の条件は50人以上だったが、その後10人以上に緩和された)。

スタートアップチャレンジ | PR TIMES|プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1 スタートアップチャレンジ | PR TIMES|プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1

―― なるほど。つまり、ちゃんと注目を集めて、みんなに見られる面白い内容のプレスリリースであれば、ということですか。通常は従量課金プランだと1配信3万円ですが、これが無料になるんですね。この施策、下手すると売り上げが下がるんじゃないかと思うのですが、この取り組みの狙いを教えてください。

山田 とにかく企業さんにどんどん「面白いプレスリリース」を作ってほしい、というのが狙いですね。PR TIMESは、記者さんやメディアさんに見てもらうサービスであると同時に、普通の方々にも見てもらえるメディアとして、今後も成長させていきたいと考えています。だから「面白いプレスリリース」が作りやすいように僕らが頑張ることで、企業さんも喜ぶし、PR TIMESというメディア自体も面白くなっていくわけです。

PR TIMES 媒体資料より、閲覧者数の推移。ちなみに2014年10月-12月のモバイル主要流入経路には、はてなニュースも含まれていました。

―― PR TIMESを1つのメディアとして考えて、コンテンツを良くしていくということですか。

山田 はい。企業さん向けにエディタを使いやすくしたのも、それによってもっとリッチで面白いプレスリリースを作ってほしいからですし、スタートアップ向けのこの取り組みも同様です。

―― 社内でも「このプレスリリース面白い!」なんて会話されたりするんですか?

山田 します。最近だと面白いなと思うのが、メディアさんが出すプレスリリースです。昔はメディアさんはプレスリリースを出さないことも多かったと思うんですよね。他のメディアさんが取り上げないですから。でも最近は、例えば主婦の友社さんなど、かなりこだわった面白いプレスリリースを作られているなあと、社内でよく話題になります。他にもテレビ関係など、全体的にメディアさんがプレスリリースという形でも情報発信に積極的です。

株式会社主婦の友社のプレスリリース/プレスリリース配信・掲載のPR TIMES 株式会社主婦の友社のプレスリリース/プレスリリース配信・掲載のPR TIMES

―― たしかに、プレスリリースの時点で記事のような仕上がりですね。小見出しがあって、画像が適切に挟まって。そもそもメディアの会社さんですから、面白い内容なのも納得です。

■ エンジニアも募集中!

―― 今後の取り組みについても教えてください。

山田 ひとまず新バージョンがリリースできましたが、それぞれの機能はまだまだブラッシュアップする部分があると思っています。もっと良くしたり、使いやすくしたり、不具合を減らしたりしていきたいです。

―― エンジニアさんを増やされる計画はありますか?

山田 随時募集中です! 個人的には、アプリを1日1つローンチするぞ!くらいのスピード感や勢いのある方が興味を持ってくれるとうれしいですね。

―― ちなみに山田さんはどうしてPR TIMESに入社しようと思ったのですか?

山田 まだエンジニアがほとんどいなくて、開発チームを立ち上げるところから関われる、というのを聞いて、それはぜひやってみたいと思ったのがきっかけですね。PR TIMESの開発チームはまだまだこれからなので、一緒にチームを作り上げていくことに興味がある方は、ぜひ。

Recruit | PR TIMES, Inc. Recruit | PR TIMES, Inc.

―― ありがとうございました!

PR TIMESを利用している株式会社スクーの広報・田中伶さんにもコメントをいただきました

スタートアップにとって「自社のサービスを知ってもらう」ということは第一に重要なこと。それと同時に、プレスリリースで発表できるようなニュースを日々生み出すという意識を持つことも欠かせないことだと考えています。

例えば、少なくとも月に1本はプレスリリースを出す、といった目標を立てると、サービスを作っているメンバーがそれぞれに「ニュース性」などを意識してコンテンツを生み出せるようにもなり、そのために他社を巻き込んだり、ユーザーヒアリングに以前より力を入れたり、といった良いサイクルが生まれるようになりました。

PR TIMESを3年ほど使っていますが、最近リリースされた新バージョンでは、操作性がアップしたのはもちろん、自社のこれまで出したリリース一覧が分かりやすく表示されるようになったので、過去に刻まれたサービスの歴史がよく分かるようになりました。今後はこのページを、採用力を強化するためにも使えるのではないかと考えています。

まだ広報担当を持っていない企業でも、今回のようなスタートアップチャレンジをきっかけに、話題をユーザーに届けることを意識したサービスづくりができるようになることを期待しています。

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株式会社schooのプレスリリース/プレスリリース配信・掲載のPR TIMES 株式会社schooのプレスリリース/プレスリリース配信・掲載のPR TIMES

文: 深山こよみ