電通総研は、若者の価値観や趣味・好きなことなどを調査した「若者まるわかり調査2015」を4月20日(月)に発表しました。コミュニケーションについては、普段の生活で複数のキャラクターやSNSを使い分け、いくつかのグループとつながっていながら「リセットしたい人間関係」もあるとの結果に。Twitterのアカウントを複数所持している割合は、高校生・大学生共に半数以上を占めています。
▽ 電通総研「若者まるわかり調査2015」を実施 - ニュースリリース一覧 - ニュース - 電通
「若者まるわかり調査2015」は、生活者の未来を読み解く活動に取り組んでいるという電通総研が、電通若者研究部(ワカモン)と共同で実施しました。対象者は関東・関西・東海圏に住む計3,000人の高校生・大学生・20代社会人。それぞれの価値観をはじめ、社会や将来に対する意識、コミュニケーションや消費に対する意識、趣味や好きなことなどについて調査しています。
社会や将来に対する意識については、自分の将来に不安を感じている若者よりも、日本の将来が不安と感じている若者の方が多いという結果に。その一方で、89.5%が日本のことを「好き」と回答しています。コミュニケーション意識については、複数のグループやつながりを持ち、複数のキャラクターやSNSを使い分けてうまくコミュニケーションをしていることが判明。しかし、人間関係をリセットしたくなるという意識も持っているようです。これらのことから、裏腹な意識「ウラハラ・マインド」を持つ現代の若者像が明らかになったと同グループは指摘しています。
SNSの利用については、女子高校生の2人に1人がInstagramのアカウントを所有しているとのこと。複数のSNSを使い分けていることも分かっており、Twitterの複数アカウント所有率は高校生で62.7%、大学生で50.4%でした。普段の生活で使い分けているキャラクターの数は、高校生で5.7キャラ、大学生で5.0キャラ、20代社会人で4.0キャラだそう。人間関係をリセットしたくなることがあると回答したのは全体の54.7%で、最も高かったのは女子高校生で67.8%でした。