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本当に傑作? 映画「ヤッターマン」のレビューまとめ



2009.3.7 公開:映画「ヤッターマン」公式サイト

まず、ヤッターマンへの評価としてよく見かけるのが、悪役・ドロンジョ役の深田恭子さん(深キョン)への好意的なコメント。「下妻物語」や「富豪刑事」などのように、かわいいけれど少しクセのあるキャラクターの演技に定評があるようです。「ゾンビ・カンフー・ロックンロール」によると、深田恭子さんの出演シーンは「全部必見」とのことです。


そして本作で一番重要な、「ダークナイト」におけるジョーカー的な役割をになっているのがドロンジョ/深田恭子。アニメ版をベースにした黒のボンテージ風衣装からウェディングドレス姿、寿司屋の店員、妊婦の奥様、赤いトレンチコート姿、入浴シーンとクルクル姿を変え、目に楽しい。また、ドロンボーのテーマに合わせて歌い踊るあたりはアニメキャラクターには無かった可愛らしさがあり衣装とのギャップと相まり、なんとも愛おしい。深キョン出演シーンは全部必見だと言えよう。
新しいジョーカーも深キョンで良いよ。「ヤッターマン」 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール

原作が子ども向けのアニメーションであったり、アイドル出身の役者が主役陣を固めていたりということで、作品のクオリティに心配がある方は「超映画批評」によるレビューをご覧ください。一定の基準で継続して映画批評を続けるこのサイトで、「自信のオススメ品」という85点を獲得しています。


明らかにオッサン向けに作られたギャグの数々は、往年のファンにはツボに入ること間違いなしで、笑いっぱなしの楽しい時間がすごせよう。
(中略)
実写版ヤッターマンは、まぎれもない傑作だから、オジサン方は子供をつれて、安心して見に行ってほしい。春休み映画の、これぞ決定版だ。
超映画批評『ヤッターマン』85点(100点満点中)

原作の再現度の高さに対する賞賛コメントの一方で、ヤッターマンの本質である「ギャグ」がいまいちだったというレビューもありました。「たけくまメモ」ではCG映像と作品中のギャグシーンへの違和感を指摘しています。


見ていて、とにかく徹底してアニメそのままの撮影・演出であることに驚きました。どこまで原作に忠実かというと、開いた口がふさがらないレベルです。
(中略)
ということで、「原作そのまま」を求めるファンであれば、大満足の映画でしょう。しかし、唯一の問題は、中で繰り広げられる原作に忠実なギャグのことごとくが俺には笑えなかったということであります。
たけくまメモ : 『ヤッターマン』には困った

いずれにしろ、作品について議論が巻き起こる作品には、後々まで語り継がれる名作が多いものです。この週末や春休みにヤッターマンを観に行くかどうか迷っている方は、ぜひ上記のレビューを参考にされてはいかがでしょうか。

文: 山田聖裕

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