1985年(昭和60年)の阪神タイガースが劇的なリーグ優勝を遂げた際に、道頓堀川に投げ込まれて以来ずっと行方不明だったケンタッキーフライドチキンの「カーネル・サンダース人形」が発見されました。このニュース、関西ではトップニュースとして扱われたり、海外の通信会社が配信するなど、24年ぶりの「救出」劇で大騒ぎとなっていますが、予想外の波及効果も出ているようです。
- asahi.com(朝日新聞社):「カーネル人形発見」の広告効果、27億円超 - 社会
- カーネルさんに24年ぶりの眼鏡…鯖江市などがプレゼント : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
- asahi.com(朝日新聞社):「呪い」火付け役、救出喜ぶ 探偵!ナイトスクープ - 社会
残念ながらカーネル・サンダース人形のトレードマークとも言える眼鏡は発見できなかったそうですが、当時人形の眼鏡を生産していた福井県鯖江市などが新しい眼鏡を送るというニュースも。ブックマークコメントには「不景気の中いいニュース」という好意的なコメントの一方、「ここまで乗っかられるとなんだかなあと」という辛辣なコメントも寄せられています。24年を経てここまで様々なニュースが生まれるとは、当時川に投げ込んだ人たちも予想だにしていなかったのではないでしょうか。
関西の人気番組「探偵!ナイトスクープ」では、阪神タイガースの成績低迷は川底に沈んだカーネル・サンダース人形が見つからないことが原因ではないかと3度も救出作戦を試み、このことがきっかけで「カーネル・サンダースの呪い」という都市伝説が生まれていました。今シーズンで阪神が優勝したら、「呪いが解けた!」ということがまた新しい伝説となりそうです。